自治会活動(27) 人命救助を中心とした防災訓練

 9月1日は防災の日であった。従来の巨大地震津波に加え、近年頻発する豪雨災害対処など全国各地で多様な訓練が行われたとメディアは報じた。その上、日本上空を飛来する北朝鮮の弾道ミサイルという新たな脅威にも直面した。さらに、3日午後0時29余ごろ北朝鮮北東部でマグニチュ-ド(Ⅿ)6.1の地震波が観測され、北朝鮮の核実験のニュースが飛び込んだ。その後、北朝鮮核兵器研究所は、「大陸間弾道ミサイルICBM)搭載用の水爆実験に完全に成功した」とする声明を発表した。

   防災の日に関連する行事については、当 地域の場合は、自治会役員が防災隊員を兼務しているため例年直近の日曜日に訓練を実施している。 

 こうしたことから、9月3日07:00~08:45、神原町防災隊約60名が参加し、人命救助を中心とした第2回防災訓練が行われた。講師は浜松市西消防署大平台出張所員により主として周囲の人の急な心肺停止等の遭遇時に備えてAED取り扱い訓練であた。防災隊員は、交代でAEDの取り扱い方を体験した。一方、炊き出し訓練も行い、帰りにはホカホカのご飯が配られた。

 どんな非常対処でも、繰り返し訓練・訓練・訓練が必要である。自衛隊・警察・消防・海上保安などは常に計画的、組織的、段階的に訓練を行い、問題点を把握し、評価し、任務遂行能力の向上を図っているから、非常の場合最大能力を有効に発揮できるのである。

 地域の防災訓練もしかりである。旧来やり方や過去の訓練にとらわれず、地域の特性に合った自主防災隊の編成・装備・訓練が求められている。常に防災体制全般を見直し、足らざるところ、是正すべきところは改善をする姿勢が求められている。  時代を越えて、「備えあれば憂いなし」ではなかろうか。