神原町花の会(花美原会)( 268 ) 手作りの花いっぱい区域の看板

   毎年お盆の時期になると、思い出されるのは、神原町花の会(花美原会)が管理する「花と緑いっぱい区域」の看板製作者の今は亡き窪田萬年様である。平成23年3月15日逝去された。花活動に献身され、航空自衛隊OBで積極進取に富み、実行力に優れた方であった。当会創設期において、竹材を利用した花壇の区画整備と並行して精魂を込めて見事な看板を製作してくださった。いったいどこにそんな才能があるかとみんなが驚いたものであった。

 発足当時、花区域を設定して、総出でタネを蒔いて発芽・育成し、格好がつくようになると、誰彼ともなく「看板がいるね」と言うことになり、さつそく役員の窪田さんが積極的に作成を引き受けてるくれることになった。表示デザイン・文面など一切を窪田さんにお任せすることになった。こうして心のこもったた手作りの看板ができあがった。

 思い返すと、平成19年神原町自治会総会において決定された 「神原町まちづくり構想」に基づき、神原町花の会が結成され、神原町の花活動が10年の歳月と歴史を刻ざむことになった。心を込めて作った看板も風雪に耐えて老朽化してきたが何とか修理補正をして維持したいものである。 

 時あたかも、花活動を開始して以来10年を経過した。本年度の第27回全国花まちづくりコンク-ルにも応募し、第1次審査において、この度、現地審査地の一つに選定された。誠に名誉なことで、入賞するか否かはともかく真摯に現地審査を受ける準備を進めている。

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《 「花と緑いっぱい区域」の両側に設けられた手作り看板、制作者の亡き窪田さんが区域全体を見守ってくれている。今年は長期にわたって降雨のない天気が続き、さらに台風の影響で強風が通り過ぎ、花壇・花畑はかなり被害が生じたが、自然を受け入れて草花も人を生きている。》