5月14日、浜松市自衛隊家族会は、浜松自衛隊家族会など各地区ごとの総会を終えた後、全体会である浜松市自衛隊家族会総会懇親会をプレスタワーで開催した。
本年度は、新生家族会の記念すべきスタートであり、例年以上に浜松基地から多数の主要幹部が臨席された。
1.司会 浜北自衛隊家族会 会長 小川行男氏
《 整斉と総会懇親会の進行を進められた。》
2.開会の辞 天竜自衛隊家族会 会長 小出修道氏
《 力強く開会を宣言された。》
《 すべての家族が等しく子供が国家国民のために任務に励んでいることを誇りとしていること、この懇親の場は、お互いの家族が知り合うことを強調された。》
4.来賓祝辞
《 自衛隊の任務と国際貢献、災害出動に触れられ頼もしい存在であること、自治体の役割と自衛隊の連携など強調された。》
❷ 第1航空団司令兼浜松基地司令 矢嶋正仁空将補
《 浜松市の新入隊員の激励会、家族会の意義と任務に就く隊員の留守家族支援への感謝を述べられ、最近の安全保障環境と任務遂行状況について説明された。》
❸ 静岡地方協力本部長 根本博之1等陸佐
《 経済・求人状況と厳しい募集環境を述べられ、職業選択の一つとしての募集の進め方などについても触れられ、一層の協力支援を強調された。》
5.乾杯 第1術科学校長 上境賢己空将補
《 新生家族会のスタ-トを祝し、乾杯の音頭を取られた。》
6.現況紹介
警戒航空隊司令1等空佐加治屋秀昭、高射教導隊司令1等空佐山田敬、第1航空団副司令島津貴治、第1術科学校副校長1等空佐伊藤政文、第2術科学校副校長1等空佐門田和也、及び静岡地本浜松出張所長3等空佐村上雄一・浜北案内所長1等陸尉宮井義文の各氏からお人柄がにじんだ簡潔な部隊等の状況紹介が行われた。
7.万歳三唱 第2術科学校長 佐藤幸喜空将補
《 家族会の今後の充実発展を期し、万歳三唱の音頭を取られた。》
8.閉会の辞 引佐自衛隊家族会会長 鈴木範夫氏
《 多数の会員の参加と浜松基地主要幹部等のご臨席を得て、有意義な家族会懇親会であったことを強調され、感謝の言葉を述べられた。》
9.参加所感
❶ 主要幹部の出席
現職の主要幹部は、家族会については、その存在意義について十分承知しておられ積極的に、こぞって出席されたことは特記すべきことである。そのことは、隊員を預かる主要幹部の心意気を示すものであり、家族会の会員、とりわけ、新入会員の皆さんにとつて大きな力添えとなり、今後良い影響を及ぼすものと思われる。
自衛隊は人・隊員の集団である。副司令、副校長等のくだけた紹介説明はとてもよかった。
❷ 浜松市長の出席
鈴木康友浜松市長は、公私にわたり多忙にも出席され挨拶をされた。自衛隊浜松基地や自衛隊家族会について、政令都市の首長として、十二分に承知されている結果であり、選ばれた市民代表として、言葉だけではなく、行動で示されていることに敬意を表するものである。
市長就任以来、理屈ではなく、基地主要行事に出席されるなど行動をもって範を示しておられ、自衛隊の任務遂行能力発揮の基盤となる国民の支持と信頼の一端となっている。
❸ 家族会への入会
現入会して参加している会員については、何の問題もないが、家族会の会員となっていない隊員の親たちとの接点をどのように持つのか難しい課題である。入会の糸口は個人情報の保護等を含めて様々な問題が横たわっている。
災害等任務に就く隊員が後顧の憂いなく働くには、留守家族の支援が必須であるだけに、このひとつとっても有効打はないのだろうか。
何よりも、親たちが「わが子や孫が自衛官であることを誇りとする」か否かにかかっている。「わが子や孫を誇りとするとともに支えたいという証」が家族会への参加であるように思うがどうであろうか。