4月3日~4日,シニアクラブの春の南信州の一泊旅行は、奥天竜不動温泉佐和屋に泊まり、翌日飯田方面の名桜を巡る旅となった。
南信州は、日本で有数の一本桜、県天然記念物に指定されている安富桜、樹齢450年の大木の幹や枝などにに圧倒された。また、「桜守」と称する案内人によって、櫻についての由来や生育管理などを深く知ることができた。
また、桜守さんから飯田地方では桜の樹の下で花見をする風習はないと聞いて驚いた。「名桜を未来に残すために」、桜の木の枝先から中(樹下)へは入らないと桜の保護について説明があった。名桜を幾代にわたって育成保護しようとする素晴らしい考えであると思った。
桜の季節になると花見と称して、美しいと賞賛するばかりであったが、日本の誇る桜をあらためて見直す機会となった。これからは別の視点から桜について深く思いをもって接することになるであろう。
1.桜守の旅
《 出典 「桜守の旅」パンフレットの一部を抜粋、特に、「名桜を未来に残すために」、桜の木の枝先から中(樹下)へは入らないと桜の保護についての6か条には感心をした。 》
2.桜守
《 案内の桜守さんは、塚田勇さんであった。日本花の会の会員でもあり、桜についてのガイドは素晴らしくかっ内容もよかった。桜守は、桜を愛する人、桜を愛し育てる人、地域の誇りを伝える人とあったが、桜を心から愛し慈しみ育て、伝える人であった。「日本花の会」と聞くと、花コンク-ルの応募・入賞等でお世話になっており、桜の育成・保護・拡大事業に大きな役割を担っている。》
3.名桜
❶ 長野県天然記念物 飯田市 長姫の江戸彼岸(安富桜)
《 長野県天然記念物 飯田市 長姫の江戸彼岸(安富桜)、日本で有数の一本桜、堂々と毅然として鎮座しており、樹齢450年の大木に年輪以上のものを感じた。形のよい幹や枝などに圧倒された。》
《 当時開花が遅れていたが、この通りは開花が始まったところであった。待ちに待ったこの開花は当地でも話題となったであろうか、地元のテレビも取材をしており、たまたま第一陣で乗り込んだことからわたくしと一緒の会員女性が取材を受けることになった。多分放映されたであろうが、その内容を知る由もなかった。》
❸ 飯田市 くよとの枝垂れ桜
《 樹齢300年余の枝垂れ桜、遠州街道の旧道を覆うように咲く古木。名の由来は木の下にある供養塔からきたものと思われるとある。2基の常夜燈とともに地元の人々に大切に守られている。市の天然記念物。遠州街道の旧道があり、遠州との繋がりが強かったことが理解できた。昔も今も道路網は人の交流、物流など経済の骨幹であることを知ることができる。》
❹ 飯田市 杵原学校の枝垂れ桜
《 長野県飯田市にある「杵原学校のしだれ桜」、平屋の横長い校舎があり、吉永小百合さんが主演した映画「母べえ」の撮影場所となった。校舎内を一巡し小学生時代に通った鳥取県の宇野小学校の校舎などが思い出された。》