山門の人生の教示 人は自分の役目を一生懸命果たすときが一番美しい。 

 4月1日、新年度の始まりだ。昨日から降り続いた雨は夕方になって止んだ。恵みの雨であったが、今朝の花畑の草取り協同活動は明日に持ち越すことなった。

    墓参りに訪れた洞雲寺山門の掲示板には、「無心で全力で咲く、だから花は美しい」とある。

   禅寺的には、黄檗山少林山達磨寺のホ-ムぺ-ジに、禅語を味わう「百花春至為誰開」があるようであるが、仏教の言葉に出てくる「無心」という言葉を、単に国語的な解釈で済ますわけにはいかないであろう。禅家の深い深い考えや悟りはさておいて、ごく一般的な受け止め方で良いではなかろうか。

 ここでは理屈を述べることはやめにして文字通り解することにした。万物は己の役目を全力で果たす時が一番美しい。花と同じように人もまた自分の役目を一生懸命果たすときが一番美しい。

    今夕はテレビで、フィギュアスケート世界選手権2017を観戦した。羽生結弦(22)・ANAと宇野昌磨(19)・中京大の演技には感動した。全力で臨んでいる姿は素晴らしいものであった。他の選手も同じであった。全力で咲く花と同じだ。

 4月は 新入生、新入社員、新学期、新年度などと新しいことが始まる。人は一生懸命生きていかねばならない。これが人生というものではなかろうか。

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《 浜松市西区神ケ谷町洞雲寺山門の掲示「無心で全力で咲く、だから花は美しい。」》

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《 テレビの画面から 》

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《 洞雲寺の帰り道、全力で咲いていた。》