山門の人生の教示 大地は公平に春を告げる

 3月15日、午前6時に菩提寺に詣でて、墓参りしてきた。孫の公立高校合格発表日であり、私の第8回目のがんの膀胱鏡検査・診断日であった。

    正午には、静岡県下の公立高校95校で合格者の発表が行われたと写真入りで夕刊新聞は報じた。孫も合格したと報告に来てくれた。家族ともどもほっとした。4月になれば晴れ晴れとした学生服姿が見られるであろう。

 浜松市西区神ケ谷町洞雲寺の山門に掲げられた今月の言葉は、「大地は小さいものも大きいものも公平に春を告げる」であった。春という季節は、大地に根を下ろすものに等しく公平である。毎日、家庭菜園、庭先の花壇や花畑の様子を見ているとよくわかる。植物だけではなく動物など生きとし生けるものに春を告げる。春の恵みは、まさに大小にかかわりなく与えられる。

 人はどうであろうか。春は老若男女に等しくやってくるが、それをどのように受け止め、活かすかによってずいぶん違ってくる。自然の恵みである春を自分にとってプラスになるようしたいものだ。

 

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《 洞雲寺山門の掲示「大地は小さいものも きいものも公平に春を告げる」。》

 

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《「心に豊かさが満ちてはじめて自然の美しさをそのままに味わうことができる。」》