フキは大好物である。親戚が育てたものをもらったり、店頭で買ったフキを家内が下ごしらえをして、丁寧に処理して煮付けた手作りの料理は最高である。
もっぽら「食べる人」で、門外漢ではあるが、料理の下ごしらえの大切なことはよくわかる。何事にも共通事柄であるからである。
シニアクラブの活動報告をまとめているそばで、フキの下ごしらえをしているのでカメラで覗いてみた。カメラレンズで覗くと新しい発見がある。
私が最も関心を持ったのは、茹でたフキの皮を手で巻くという作業であった。筋を取るととともに煮付けるとだしがしっかりとしみこむことになる。包丁で巻く方法もあるであろうが手で丁寧に一本一本根気よく巻いていく作業である。
今まであまり興味もなく、見過ごしてきたが、そばで丁寧な作業をしているのを眺めて、なるほども、調理したフキのおいしさの秘訣がここにあることを知った。今の時代のことであるから大量に商品化されるものは機械を用いるが一般的であろう。まさに手作りの味とうまさは、 作る人の愛情と手間暇によって出来上がるところにある。
《 フキの皮むき 》
《 むき終わったフキ 》
《 食欲増進の煮付けしたフキ 》