浜ちゃん日記 感動を求めて、浜名湖弁天島の赤鳥居と夕日・絶景のスポット

    わが家は三方原台地にあるが、浜名湖畔に近く、車で10分もあれば浜名湖を眺めることができる。昨日12月19日は朝から一日中雲ひとつない快晴、こんな日は珍しい。

    この時期になると、弁天島の鳥居の真ん中に太陽が沈む様子が眺められると聞いていたので、今日は間違いなくその日であろうと思い、家内と一緒に車で出かけた。趣味の写真が一枚でも撮れたらとの願望もあった。

     浜松西の日の出と日の入りの時刻を調べたら、日の入りは、16時41分ごろ、日の暮れるのがいかに早くなっているか驚くばかりだ。

   弁天島駅付近には15分ほどで到着したが、有料の駐車場を探していたらホテルのガードマンが教えてくれた。

    近くに海水浴客を迎えられるように湖岸に沿って結構広い有料駐車場があり、410円とあった。

    車を駐車して周囲を見渡すと、絶景が眺められると思われる最適の場所には、すでに三脚でカメラを据えている皆さんが多数待機していた。ここが例の絶景のスポットかと納得した。

     日の入りの10分ぐらい前になると、今や今かと待ち構える。一番いい場所は常連の皆さんがカメラを据えているので横の方でとっていたが夕日が真ん中に収まらないので、その合間の後方からシャッターを押すことにした。

     太陽が鳥居の真ん中に来ると、最高の眺めであった。この情景はよく新聞やインタ-ネットでももでよく見かけたものだ。先日の新聞にも、太陽が富士山の頂上に位置して輝くダイヤモンド富士の姿が紹介されていた。それと同じぐらいに弁天島の鳥居の夕日は評判になっている。

   写真を撮り終わってから、隣にいた人に聞いたら、今日まで通い続けて5回目とのことであった。今夕が最高だと話してくれた。一回でこれだけ撮れたのだからと満足して帰路についた。気分が高揚していたせいか夕食も少々ウイスキ-でよい気分になった。

    面白いことに、夕日が鳥居の真ん中に来る頃には、10分前まで飛んでいた鳥がねぐらへ帰ってしまい、見かけなくなったことであった。鳥が一羽でも鳥居の上を飛んでくれないかと願ったが、奇跡は起こらなかった。日の入りの時間より少し早めに鳥はねぐらへ帰るようだ。この日だけのことであろうか。自然界の規律のようなものを感じたが、後でネットの同様の写真を見るとその後も飛んでいるようだった。夕日が鳥居の真ん中に来た時に、バッチリと鳥が飛んでいる情景の写真があることを知った。

    弁天島の鳥居の日の入りは、冬の風物詩であろうか、写真的には誰もが撮れる情景であろうが、感動の冬の夕日を眺められる絶景のスポットであることは間違いないと思った。臨場感これこそが感動と言うものであろう。

    それにしても、芸術的な写真を撮りたいと思うが、そこにはまだまだ距離がありそうだ。人間歳を重ねるにつれて感動が少なくなって来るものだが人生を終わるまで感動のある生活が必要であるように思う。これからはさらに感動を求めて暮らしていきたいものだ。

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《 何事も一番の場所は、早く位置について待つことだ。待つということは良い場所を確保する特権というべきものであろう。この規律は意外に保たれるから面白い。一人前に出て撮ろうとした人がいたが注意されて、すみませんと下がっていった。割り込みを許さない雰囲気があった。国際間の出来事が頭をよぎり、和と規律を守る日本的な情景であった。平和な日本がそこにあった。》

 

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《  一羽の鳥が左から鳥居を横ぎろうとしていた。ねぐらへ帰っていくのであろうか。》

 

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 《 浜名湖弁天島の赤鳥居と夕日は冬の風物詩だ。写真では定番の情景ではあるが、臨場感というのは感動を呼ぶものだ。西の空と浜名湖の湖面を真っ赤に染めながら、夕日がゆっくりと赤鳥居へと沈んでゆく、太陽が沈む時間は短い。燦然と輝いてあっというほんの一瞬であった。人生の最後も格好良くこうありたいと思った。》