読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

神原町花の会 (花美原会)(228) 花と緑のまちづくりの概要と成果

    花まちづくり活動が10年となりました。その活動を総括することにしました。

1.花と緑のまちづくり活動の発端

① 平成19年3月、神原町自治会定期総会で神原町誕生50周年を迎えるにあたり将来に向かって長期的視野に立った「まちづくり」の基盤を確立したいとの町民の総意により「神原町まちづくり構想」が決定されました。 

② その中で、「花と緑の町づくり」として、住民有志が主体となった組織で運営活動することが決定され、「神原町花の会(花(か)美原会(みはらかい))」が結成され、今年で10年目の活動となりました。

2. 花と緑のまちづくりの特長

① 「神原町花の会(花美原会)」結成の目的は、「ボランティア活動により花と緑いっぱいの笑顔あふれるまちづくりを目指すと共に協同活動を通じて町民相互の親睦と融和を図る。」ことにあります。

 したがって、当会の役割は、花と緑いっぱい活動を通じて、「神原町まちづくり構想」の目的・理念を達成することであり、「まちづくりの中核・推進役」としてその一翼を担うとの考え方で進めております。

② このため「神原町花の会(花美原会)」は会則を設け、役員として代表、副代表若干名、幹事若干名、監査役を置き運営しています。役員は活動の中核となり、協同活動の推進役を務めています。

③ 花活動するにあたっては、年間の活動計画、配置計画及び植栽計画を作成し、これに基づき計画的に進めております

④ 活動の場となる「花と緑いっぱい区域」は、町内にある主要施設(浜松市神久呂協働センタ-、神原町健康広場)、住宅地区内及び人通りの多い市道に隣接した区域の休耕地(第1年目約7,500㎡、第2年目から約5,500㎡、第5年目から約1,500㎡に縮小・集約)を「花と緑いっぱい活動事業」を行う花畑として利用するため地権者から無償で借用した区域全部を総称したものであります。

f:id:y_hamada:20161217225708p:plain

   「花と緑いっぱい区域」は、一か所にまとまった広い地積を有する特性を活かし、道路に沿って前面に花壇を設け多種類の花、後方の花畑に基幹花(年間2種類)を咲かせ、花畑(面)と花壇等(線)を一体化して区域のどこかで四季折々の花が観られる配置構想にしております。

⑤ このため「花と緑いっぱい区域」は、「町民から親しまれ、喜ばれる花と緑いっぱい区域」を作り上げることを目標とし,「まちづくりの発信拠点」、「地域交流の拠点」の役割を果たせるように努めています。

    また、「花と緑いっぱい区域」は、住宅地区内に所在する静かな環境にあることから、花畑 に季節の代表的な花が広域に咲き、花壇には四季の花群が彩れば、新たな風景づくりと花いっぱいで豊かさが実感できる生活環境づくりにつながるよう努めています。

    特に、年ごとに「花と緑いっぱい区域」が住宅に囲まれた環境へ変貌しつつあり、「手入れの行き届いた花畑・花壇づくり」、「見た目に整然とした通路管理」を目指し地域にマッチした花と緑のまちづくりに努めてまいりました。   

⑥ 花と緑いっぱいのまちづくりを積極的・効果的に推進するため、カラ-写真入りの「花だより」(参加者・協力者向け)を毎月1~2回発行し、会員・関係者に活動状況報告・連絡をするほか全町民に対し「花だより」を必要の都度、自治会を通じて全戸回覧により活動状況をPRし、理解と協力支援に努めております。

f:id:y_hamada:20161217230537p:plain

3.活動の 取り組み方

① 花いっぱい活動は、役員を中核として、町民の自主参加とし、ボランティア活動であることを基本理念としています。

 この活動が長続きするためには、「都合がよいときに参加し、都合がつかないときは参加しない、他人に遠慮しない」ことを呼びかけ、気軽に参加できる雰囲気を醸成し、負担感・義務感をなくするよう努めています。

② 花いっぱい活動は、年間の活動計画により毎月定例の協同活動を軸に、日常の個別活動によって花事業の推進を図っています。

 このため毎月土・日に1~2回、年間12~15回程度、作業時間1回1~1.5時間程度の花協同活動を行い、種まき・花苗、球根の植え付け及び除草等を行っています。参加者は毎回11人~15人前後であることから、作業は事前の準備を周到にして作業力の集中と作業管理を適切に行って能率的・効率的に進め、極力短時間で終了するよう努めております。

 毎日の日常的な管理は、自主的に有志数名が行っています。協同活動の陰に隠れた地道な作業が花と緑いっ

ぱい活動を支えています。 

③ 活動の経費は、平成20年度から神原町花いっぱい運営基金を設け、町民から寄付金を募り運営しています。募金額は年間約10万円程度であり、貴重な浄財であることから花種・花苗代、肥料、耕運機の燃料代、各種資材代、事務費等必要不可欠な支出にとどめ、手弁当とボランテイァを基本とし運用しています。自治会から花と緑いっぱい活動に対して、平成23年年度から2万円の助成金が交付されるようになりました。

④ 花畑の基幹花の種、花壇の花苗は、花基金から購入する他浜松市公共施設花いっぱい運動園芸資材交付制度及び県グリ-ンバンクの種・花苗・球根配布制度を利用し、年2回種、花苗木等の現物交付を受けております。これらの支援は、花いっぱい活動の絶大な支えであり、活動継続の基盤となっております。

 また、採集種の利用や自然落下種による播種の活用のほか花いっぱい活動の協力として、家庭で余った花苗木、球根などを使ってほしいと提供申し出があり、花壇等の草花として相当数活用しました。提供花木はできる限り、指定した花壇及び周辺へ本人に植栽してもらっております。自分が植えた花木は愛着を持ち、しばしば花壇を訪れ手入れをしている姿が見られます。杭・竹などの資材も同様であります。

4. 花と緑のまちづくりでアピールしたい点

① 沿道から見て、できる限り「花と緑いっぱい区域」のどこかで四季折々の花が観られ楽しめるようにしています。

 このため沿道及び花畑の両側に22個の花壇を設け、花畑に基幹花を配置する構成とし、基幹花は年二回、2種類(コスモス、ポピ-)を直蒔き・開花させ、花壇は多品種(1年草、宿根草、球根)の花群を四季に応じて開花させることに努めております。

② 「花と緑いっぱい区域」は、浜松市にオ-プンガ-デンとして登録し常時公開しています。誰でも自由に花畑の中に入れるよう管理された通路があって花を観ることができます。また、できる限り子供の目線で花を観ることができ、手に触れて楽しむことができるようにしています。毎回、児童を中心とした基幹花の花摘み会などイベントを行っており、子供たちからも楽しいと期待をされております。

 毎回、基幹花の最盛期には、一般に花畑を開放し、ハサミを用意して、できる限り自由に花摘みなどができ、持ち帰り家庭で楽しむことができるようにしております。

③ 「花と緑いっぱい区域」が住宅に囲まれた地域にあることから、「花と地域の一体」との考えに立って、「手入れの行き届いた花畑・花壇づくり」、「見た目に整然とした通路管理」を目指し地域にマッチした花のまちづくりに努め、農地保全及び地域環境との調和を図っております。

 また、できる限り、整理した花木は自治会の集積所において堆肥化を進めております。花壇はブロック等固形物を使用せず、竹材による外枠を設置し、土地にやさしく、土地に返えっていく環境循環型に努めております。

5.活動していてよかったと思うこと

① 10年間に及ぶ地道な活動が成果を現しつつあります。花と緑いっぱい活動が、町民はもとより地域に広く知られ、「コミュニティ花畑」「地域交流の拠点」としてまちづくりに寄与し成果を上げるようになったことです。

② 花と緑いっぱい活動と花畑がしばしば報道機関等に取り上げられ、報道等の都度、町内外から多数の来訪者が訪れ、「神原町(かみはらちょう)」を知っていただくことができ「まちおこし」「花のある神原町(かみはらちょう)」に一役買っております。

③ 沿道の休耕地を活用した「花と緑いっぱい区域」の設定により住宅地における景観づくりに寄与しております。多くの方から「地域が花できれいになった」「いつも花が見られて心が休まる」などの感謝の言葉が寄せられています。

④ 平成28年度は、静岡県・県西部・浜松市の花コンク-ルで受賞する栄誉を与えられ、地域における活動が評価・認められ大きな励みとなりました。また、平成27年度には浜松市長から「平成27年度浜松市花と緑のまちづくり功労団体」として表彰を受けました。

f:id:y_hamada:20161217231220p:plain