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昭和の航空自衛隊の思い出(376) 空自主要事業に対する人事処置と部隊の現況把握

1.空自主要事業に対する先行充足等の人事処置と部隊訪問

❶ 空自主要事業に対する先行充足等の人事処置  

  平成61年(1966)12月、空幕人事課人事第2班長に補職され、63年(1988)6月末まで務めた。空幕人事課人事第2班は、班長以下8名の陣容で、航空自衛隊全般の准空尉・空曹及び空士約3万7千名の人事に関わる施策、充員・異動・昇任・昇給等の業務を担当した。 

 人事第2班長在任間及び前後における航空自衛隊における主要事業は、次表のとおりで、F-15、É-2c、基地防空、移動警戒隊ㇾ-ダ‐換装、新バッジ、高射部隊ペトリオット、その他に対して、先行して教育・部隊建設など要員の選定・充足を行っていた。限られた人員の中で充足することはいつものことながら苦しい時代であった。

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《 空幕人事第2班長在任間の 空自における主要事業 》

 ❷ 基地・部隊訪問と現況把握

 空幕人事課人事第2班長在任間、積極的に関係の部隊訪問を行い、主要事業をはじめとして部隊運営上の人事上の諸問題について現況を把握し、空幕段階で手当てすべきことはないか確認をすることに重点をおいた。

 このため北辺の厳寒下の根室から始まり、経ヶ岬宮古島・沖永良部の離島サイト、三沢・秋田・熊谷・入間・浜松・小牧・小松・芦屋・春日・那覇・硫黄島などの基地を訪問し部隊現況を把握研修するとともに、時間の許す限り集合の機会を設けていただき、精力的に各所で編制単位部隊長等に対し、准空尉・空曹及び空士に関する人事施策の説明及び准尉及び上級空曹に対して、准空尉・空曹及び空士経歴管理基準等について講話をした。

 基地訪問は、主として定期便を利用し1泊2日の行程であった。空幕の班員たる一幕僚の部隊訪問と全く異なり、准曹士人事担当の空幕班長ということで、基地所在間の行動計画は当該基地の司令部人事部長にお願いし、司令官・幕僚長はじめ基地所在の部隊長を表敬訪問することにしていた。いつもながらぎっしりの行動予定であった。

 司令官等主要部隊長に対する表敬訪問においては、単なる儀礼的なことにとどまらず、准曹士に関わる主要事項について積極的に説明し、貴重な所見等を拝聴することができた。又、定期便の立ち寄り先ではその都度部隊長から直接に所見等をいただくことがあった。こうして基地・部隊訪問においては、随所で空幕人事第2班長の職責の重みを感じ、身の引き締まる思いがしたものであった。

 主要事業の現況については、現場において詳しく説明を受け研修した。特に人事上の処置に問題はないか、空幕段階で手当てすべきことはないか確認をすることに重点をおいた。対処すべきことは、人事課長に報告し、班内で検討するとともに関係先と調整し速やかに処置した。

 

2.訪問先部隊における准空尉・空曹及び空士経歴管理基準等の周知

❶ 編制単位部隊長等に対する人事施策の説明 

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 《 小松基地における編制単位部隊長等に対する人事施策の説明 》 

 

❷ 准尉及び上級空曹に対する准曹士の経歴管理基準等についての講話

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 《 小松基地における准尉及び上級空曹に対する准曹士の経歴管理基準等についての講話 》