本日10月16日(日)、静岡県浜松市西区の航空自衛隊浜松基地において、「浜松基地航空祭(エア・フェスタ浜松2016)」が開催された。
1 . 浜松の秋空の風物詩となったブルーインパルスの展示飛行
昨日15日午後には、家内の「始まったわよ」の声で、カメラを持つで玄関先に飛び出した。ブルーインパルスの事前訓練・予行が当日のスケジュールに従って行われたからだ。例年、障害者の皆さんを招待した特別公開も兼ねて行われている。
毎年、わたくしの家からも上空の展示飛行は眺められる。浜松市民にとっては、「明日は航空祭だよ」との予告であり、秋空の風物詩となっている。これがないと何か抜けたような気分となる。また、前日と当日の2回、ブルーインパルスの華麗な展示飛行の大部分を眺めることができるから得をしたような気分になり不思議なものだ。
昨日は、青空の絶好の飛行展示日和であった。定番の五輪のマークとハートを射る課目も楽しんだ。惜しむらくは、上空の風が強かったせいか、しばらくするとすぐに消えでしまったことだ。
2. 一日中航空祭を楽しむ
毎年、祝賀会出席を中心に車で出かけたが、今日は朝から徒歩で出かけることにした。私の体育日と兼ねた浜松基地の航空祭ということでカメラを持っての一日中のウオーキングとなるであろう。
会場の催し物を全部見て、お昼の祝賀会に出席し、最後のブルーインパルスの展示飛行を見て家路につく予定である。服装もそれに合わせたラフなスタイルで出かけることにした。
会場では、ブルーインパルスのアクロバット飛行をはじめ、さまざまな航空機の展示飛行が楽しめるほか、地上では、航空機や装備品の展示、ブルーインパルスサイン会、音楽演奏、太鼓演舞、カラーガード演奏、花自動車の運行、消防車放水体験などの催しが行われる。
わが家の上空で見るブルーインパルスの展示飛行と浜松基地の会場で見るときとは迫力が全く違う。そこには緊張感・期待感と臨場感があるからだ。
この続きは、帰ってきてから綴ることにした。
3.前日の予行・展示飛行
《 28.10.15 14:05~14:30 浜松の秋空を飾る風物詩・華麗なブル-インパルスの展示飛行 》
4.本日のブル-インパルスの雄姿
朝9時に家を出発し徒歩で約1時間、片道約5kmぐらいであろうか、午後4時に帰宅するまで座ることなく歩き回ったことになる。約10km以上歩いたので疲れはしたが十分に満足した。
退官後、何十年も航空祭を見学してきたが、家から基地まで往復したのは初めてであった。徒歩で隅から隅まで歩いて観察して見ると新しい発見と身体で感じるものがあった。
浜松航空祭の人出の多いのはすさまじいの一語に尽きる。長蛇の行列の一員になってみるとその様子がよく分かる。来訪者の約6割はカメラを持参しており、ブル-インパルスの展示飛行の様子は私のつたない撮影など必要ないほどである。
一番乗りして場所とりをする覚悟がなければいい写真は撮れない。密集した5~6列の後方から写真を撮ろうとしても人の頭が入る方が多かった。頭上のブル-インパルスだけは、自由に撮ることができた。
したがって、ブル-インパルスの裏方を撮りたいと思ったが、それさえ困難であった。ブル-インパルスの熱烈なフアンの心情がよく分かった。
《 華麗な展示飛行したブル-インパルス 》
5. 航空祭運営
航空祭全般の運営は、祝賀会、展示飛行、各種の催し物、売店、トイレ、交通統制、警備などの安全管理など整斉円滑に進んでいるように見受けた。それぞれの配置について役割を果たしている隊員の表情が明るく、緊張感と自信に満ちて職務を遂行していた。周辺の草刈もよく行き届いていた。
多くの来訪者の一人として、くまなく歩き回っていたが不平・不満の声は一つとして聞いたことはなかった。ブル-インパルス終了のアナウンスで期せずしてみんなが手をたたいた。この素朴な賞賛の様子を見て航空祭の真価を再発見した。