わが神原町(21)  地域の繁栄と住民の平安を祈る秋祭り

1 神原神明宮秋の大祭と屋台引き回し  

 今日は、神原町の秋祭り、神久呂地区4町はほぼ同じである。昨日から本朝未明にかけて大雨が降った。

    阿蘇山の噴火に加えて、低気圧からのびる前線の影響で、ここの所西日本や東日本では大気の状態が不安定となり、非常に激しい雨の降る所がありそうだと報ぜられていた。前線の通過であろうか、未明から激しい雨が降ったが、次第に小雨となり、お昼ごろには天気が回復してきた。

 神原町の秋祭りは、8日、9日の2日間であった。本日お昼には神原神明宮の秋の大祭が挙行され、シニアクラブの代表として神前に詣で参列した。神原神明宮は昔からの鎮守の森的な存在であり、祭事は伝統を引き継いできており、これからも、本来のお宮の宗教的・伝統的な行事は続けもらいたいと願っている。

 神主の祝詞も地域の繁栄と地域住民の平安を祈願する内容のものであった。私も同じ思いで代表して参列した。 

 お祭りは、大祭と屋台引き回しからなっている。自治会は宗教活動との関係からいっさい関知しない形となっていることから、それぞれの役職で参列している。

 地域の秋祭りは、こうしたことから屋台引き回しが中心となっており、若い人たちの世代なっていくにつれ、時代とともにお祭りも次第に神社的なものから外れて、屋台引き回しを通じてのお祭りの楽しみ会的なものとなってきている。

 神明宮の運営に携わる役員も、お寺の檀家であるとともにお宮さんの世話係であったりでその辺は曖昧模糊・混然一体としており、これが日本的なところであり、地域の特性というものであろう。

2.新しい形の地域のコミュニティの場と春・夏・秋・冬のお祭り

❶ お祭りは地域の団結力・活性力・発展力の根源

 お祭りは地域の団結力・活性力・発展力の根源である。地域の秋祭りの中でも、屋台引き回しは、若い人たちの世代が増えて、時代とともに子供の参加が多くなった。親子で地域のお祭りに参加し楽しむ風潮が強くなっているように見受けられるがどうであろうか。

 この地域に30年近く定住し、自治会長・各種団体の代表等を経験しての所感であるが、将来の方向としては、神明宮の本来のお宮の宗教的・伝統的な行事は保持しつつ、これとは独立あるいは個別に、時代の趨勢として、地域のお祭りは「地域住民主体の内容」になっていくべきであろうと思われ、必ずやその方向に進むものと考える。 

 地域活動の主体は、地域住民で結成する自治会であり、将来の方向は、自治会が中心となって、地域の各種団体組織を束ねて、「地域の祭り会」的なものが設けられ、地域住民のコミュニティの場、春・夏・秋・冬の祭りがあってよかろう。

❷ 発想の原点と住民総意の形成

 お祭りの考え・発想・出発の原点が、「町民が主体の活動」「地域のコミュニティづくり」であることが大切ではなかろうか。

 その中に、凧揚げ・屋台・こども神輿など子供中心で親子が楽しむものが織り込まれると多彩なものとなるであろう。世代を越えて全町民が参加できる内容とし、運営は出来る限り若い世代が担当する組織が作り上げられたら地域の発展と明るく住みよいまちづくりにつながっていくであろう。

 そのためには、神原町誕生50周年の時と同じように、自治会において、新しいメンバ-で構成する「まちづくり委員会」を設け、実行可能な具体的な提案が行われることを期待してやまない。自治会総会で提案決議できれば近い将来可能であろう。

❸ 地域活動の中心となる祭り会

 お宮の存在を尊重しつつ、新しい時代を先取りした、若い世代の男女で構成される「神原お祭り会」「神原まちづく会」「神原ろ発展会」(ネ-ミングは公募すればよい)的なのものが常設されるようになれば、地域の有力な団体となっていくであろう。これらは自由かつ独創的な意見が集約され、強力なリ-ダ-がおれば可能となるであろう。

 

昼間 

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夜間

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