がんとの闘い(54) 定期の経過検査診断と 膀胱がん再発・転移なし

 今月はかかりつけの病院において、膀胱がんの経過を.定期検査した。7日CT撮影・尿・血液の検査、14日は膀胱鏡による検査により再発・転移なしと診断された。

がん発病と治療の経過はつぎのとおりである。

1.がん発病と治療の経過  

 膀胱がんの経過を見ると、次の通りであるが、日常的には普通の生活を継続しており、6月ごとの膀胱鏡等による検査によって注意深く経過観察を受けている。

❶ 平成24年9月突然1日だけの血尿に驚き、結石の疑いで近くのかかりつけで治療を受けるも早い段階で総合病院を紹介され、同年12月入院検査の結果、左腎盂がんと診断された。平成25年3月「左腎尿管全摘除術」を受けたが、その後、膀胱内にがん再発が認められた。

❷ 平成25年10月「膀胱腫瘍手術(経尿道的手術)」受けた。

❸平成26年3月第1回目の膀胱鏡検査等で異常なしが認められた。

❹膀胱がんの再発予防のため、「 BCG膀胱内注入療法」を受けることにし、26年5月~6月にかけて6回、1週間ごと膀胱内にBCGを注入した。

❺平成26年7月第2回目の膀胱鏡検査等を行い再発・転移など異常がないことが認められた。 

❻平成26年10月第3回目の膀胱鏡検査等で再発・転移など異常がないことが認められた。

❼平成27年2月第4回目の膀胱鏡検査等で再発・転移など異常がないことが認められた。

❽平成27年8月第5回目の膀胱鏡検査等で再発・転移など異常がないことが認められた。

❾ 平成28年3月第6回目の膀胱鏡検査等で再発・転移など異常がないことが認められた。

❿平成28年9月第7回目の膀胱鏡検査等で再発・転移など異常がないことが認められた。26年3月の第1回検査から2年6月再発・転移がなかったことになる。

⓫平成29年3月第8回目の尿・血液検査・CT及び膀胱鏡検査が予定されている。

  26年5月~6月にかけて6回の「 BCG膀胱内注入療法」以降、定期的に諸検査を実施しながら再発・転移の有無を確認してきた。これからも続くであろう。平成24年12月がんと診断されてから現在に至るも抗がん剤の服用はなく、通常の日常生活を続けている。

    「膀胱腫瘍手術(経尿道的手術)」後は、「 BCG膀胱内注入療法」しか実施していないので、以後がんの再発・転移が認められないことから現在は十分に効果があったものと認識している。  

2.日常の生活と健康管理

 膀胱がん後の6月ごとの-定期検査と診断は、自己の健康管理と生活の指標となり良い結果を招いているように受け止めている。事がんだけは、油断大敵であるからである。

   自衛官生活35年余で健康には自信があったが、70歳になってから三つの大病を経験した。心房粗動によるカテ-テル手術・左腎盂がんによる左腎尿管全摘除術・膀胱がんによると膀胱腫瘍手術(経尿道的手術)である。

 人間の身体は高齢になると体力・気力が衰え、身体機能が低下してくる。当たり前のことであるが、自らの身体で実感している。

 ただ、あまりに意識しすぎて、御身大切にと、自ら家にこもりテレビの子守をしているのでは生き甲斐がないので、目標をもって毎日を過ごすことにしている。やや「やりたいこと」が多すぎて時間が足りないので、ほどほどのところで折り合いをつけている。何かにつけて出来る限り身体を動かすことに努めている。

 自分にとっては「ぴんぴんころり」が一番に合っているように思えるが、これとて己の運命に従うほかないであろう。三つの大病を経験し、81歳になってみると「生かされた命」であることがよく分かるようになってきた。ブログをこうして書けることも「生かされた命」の証であるといえる。