昭和の航空自衛隊の思い 出( 331) 西警団司 人事部総力で栄えある3級賞状受賞

1.   西警団司人事部3級賞状受賞決定の内報

 わが西警団司人事部の3級賞状受賞については、昭和60年7月23日、第15警戒群( 福江島}へ出張中に人事班長北方伯佳3佐から内報を受けた。おりしも当年度は、7月22日から23日の2日間にわたって、第15警戒群に対する西部航空方面隊の訓練検閲が行われていた。検閲官村山房夫空将以下の検閲団を迎え、団司令部の立合官として21日から24日まで部隊泊していた。

 当時の日記に北方班長から報告を受けて「30数年の隊歴の中で最もうれしい。個人ではなく、組織として賞を受けること、しかも最高のものを受けることは名誉この上ない。」と記していた。受賞が7月25日であることから寝耳に水といったところであった。

2.人事部長職における取り組みと達成感

   昭和58年3月西部航空警戒管制団司令部人事部長に補職されてから 2年5月が経とうとしていた。次の補職は、航空幕僚監部人事教育部人事課勤務の内示を受け、配置先は人事第2班が予定されていた。

    人事部長の職務は、自分にとって極めてやり甲斐のある仕事であり、やれる事はやってきた。団司令部の主要幕僚として思い切り働くことができた。策案はすべて団司令に取り入れてもらえた。

    成果・出来栄えはともかく、やり甲斐と充実感・手応え感・満足感のある職務であった。自衛隊入隊以来営々と培った知識経験も十分活用できた充実感があったからであった。

   その上 一番嬉しかった事は、各班長以下の人事部員が積極的に補佐してくれたことであった。各班の諸活動は、打てば響くといった感じであった。所掌業務に関して恒常業務の処理はもとより積極的に創造的かつ斬新な施策を推進することができた。  

3.人事部の総力で栄えある3級賞状受賞 

 昭和60年7月25日 団司令田中憲明将補から栄えある第3級賞状が授与された。隷下部隊の表彰は毎年行われていたが、足元の司令部の部が表彰されたのは司令部創設以来の出来事であったように記憶している。当時、司令部において、隊員個々についての表彰はあっても、部としての司令部活動は当然のことで、よほどの特別な功績がない限り表彰を受けるという発想がなかったように記憶している。 

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《  昭和60年7月25日、西部航空警戒管制団司令部人事部が受賞した栄えある3級賞状と受賞を祈念しての記念撮影,前列左から松本福吉・津出文宏・北方伯佳・濵田喜己・白壁和壽・一丸範雄・草野正知・後列左から清徳淳二・上山知義・・多賀一広・大塚知 》 

4.  人事部長在任間一緒に仕事をした仲間

❶ 人事班

班長杉山菊夫3佐→北方伯佳3佐・後藤泰紀1尉→松本福吉1尉・一丸範雄1尉・川棚忠雄准尉(3尉)・永友忠光准尉・永楽七郎曹長・大塚知2曹・清徳純二2曹・常盤(清水)純一3曹・池田幸孝3曹・多賀一広士長・畑島圭吾事務官→草野正知事務官・衛藤美穂子事務官・高吉克事務官 

道添勉曹長・二ノ宮実曹長

 訓練班

班長竹重満夫3佐→津出文宏3佐・内田壽美雄2曹

❸ 厚生班

班長白壁和壽3佐・田島次雄准尉→上敷領建夫1曹・上山知義1曹