神原町花の会(花美原会)(208) 「花壇づくりのノウハウ」講演と特定外来生物(植物) 

   7月26日は約1か月ぶりに雨が降った。当地域だけであろうが、こんなに長期間の日照りは異常であった。まさに恵みの雨であった。これからは1週間に1回ぐらいの割合で雨が降ってくれたらと願う。

 久しぶりの雨は効果てきめん、伸び悩んでいるように見えたコスモスも急に青々と鮮やかになったように見える。花畑の基幹となる花は自然に任せ育成することを基本としてきた。一時、非常時と見て散水したこともあるが、花壇と違って、広範囲の花畑に毎日散水するのことは困難であっただけに、散水用具も思い切って片づけた。

  7月27日午後は、浜松オ-プンガ-デンの会(会長中村明彦氏)の園芸講習会が浜松市庄内協働センターで開かれ花美原会員3名と一緒に参加した。講師は静岡県グリ―ンアドバイザ―の谷口薫さんで「花壇づくりのノウハウ」であった。

 最初に「定外来生物(植物)」についての話は、身近に生えている「オオキンケイギク」など非常に興味があった。配付の資料を基に改めて「定外来生物(植物)」について調べてみた。環境省国土交通省及び各県等のホ-ムぺ-ジを開いてみて、「定外来生物(植物)」への周知と駆除について国民に呼びかけており、その理由など理解することができた。

 「花壇づくりのノウハウ」のなかで、水やりについての考え方については、今年の天気続きで苦労しただけに、「花木にとって何が大切か」の視点から手をかけない、強くする、慣らすなど話に引き込まれた。環境状況に応じた花の育て方などと参考になった。

 

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 《 浜松オ-プンガ-デンの会 会長中村明彦氏の挨拶 》

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《 講師 静岡県グリ―ンアドバイザ―の谷口薫さん 》


❶ 特定外来生物(植物) 高知県ホ-ムぺ-ジ出典…
 特定外来生物(植物)とは、人間活動によって、他の地域からもちこまれた生物(外来生物)のうち、地域の自然環境に大きな影響を与えたりするもので、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により指定された植物のことを言います。
 特定外来生物の栽培、運搬等は原則禁止されており、違反した場合には罰則が科せられます。

❷ 特定外来生物(植物)   

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❸  オオキンケイギク   高知県ホ-ムぺ-ジ出典…

オオキンケイギク特定外来生物です。

オオキンケイギクは植えないで!駆除しましょう!

オオキンケイギク オオキンケイギク2 P1070614

毎年5~7月頃にかけて、鮮やかな黄色の花を咲かせるオオキンケイギク。

県内でも、土手や川原などで見られます。

コスモスの花に似てきれいですが、実は、外来生物法で特定外来生物に指定されている植物です。自宅の庭や花壇には植えないでください。

オオキンケイギクが特定外来生物に指定された理由

オオキンケイギクは、強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されていました。

しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、栽培、譲渡、生きたままの運搬などが禁止されました。

※自宅の庭や花壇で栽培(水やりや施肥などのお世話)をすると違反になります。

 オオキンケイギク(Coreopsis lanceolata )の特徴

キク科の多年生草本で、高さは0.3~0.7m程度。

土手、河川敷き、道路わき、街路樹の下、線路沿い、海岸、空き地など開けた場所分布が確認されている。

開花期は5~7月。 

駆除方法

オオキンケイギクは多年草のため、繁殖を防ぐには、根から抜き取ってしまうのが効果的です。

広範囲で根からの抜き取りが難しい場合は、地上部を刈り取る方法もあります。なお、この場合は、同年中に地上部が再生し、再び開花することもあります。

また、オオキンケイギクの種子は、長期間発芽可能な状態で地中に残るため、その年に生えていた個体を全て駆除したとしても、翌年再び生えてくることがあります。

種ができてから抜き取りや刈り取り等の作業をすると、種をばらまくおそれがあります。花が咲く前か、なるべく花が咲いている間に駆除をお願いします。

抜き取った個体は、飛び散らないように袋などに入れ、植物が枯死したのちに燃えるゴミとして処分してください。

その他

・庭先にオオキンケイギクが生えている場合は、ご自身で駆除をお願いします。
公園や川原、土手など公共の場所に生えている場合は、その管理者と相談しながら駆除を進めていく必要があります。

・オオキンケイギクの栽培が禁止されている原因は、強靱な性質のため在来生態系に被害を与えるからです。個体に毒が含まれていて危険であるなどの報告は、現在のところありません。