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昭和の航空自衛隊の思い 出(319) 陸上自衛隊一般幹部候補生(部内)選抜試験合格記と家族の声(2)

    今まで航空自衛隊を中心に書いてきたので、陸上自衛隊へ目を転じてみたい。自衛隊勤務の中で、陸上自衛隊はわずか5か月であったが私の自衛官人生のスタ-トにおいて、「血となり肉となった新隊員教育」で、優秀な初級幹部の指揮と教育指導ぶりに触れて感動し、凛々しい青年幹部になりたいと憧れを抱いたものである。

  部内幹候及び3候制度は、航空自衛隊のみならず3、自衛隊の共通した人材登用制度である。

    陸・海・空それぞれの任務の特性から制度の運用、経歴管理に多少の違いがあるにしても、選抜試験の基本的内容は同じてあり受験する立場からは共通したものがある。

     こうした観点から陸海自衛隊の隊員はどのように受け止めて受験準備をしているのか関心があった。また、参考になる点があれば取り入れたいとの態度で資料を収集していた。

     幹候受験に関するもので、防衛専門紙「朝雲」の隊員の投稿欄に掲載されたものを切り抜き教育指導の参考にしたものだった。そこでの共通点は、航空自衛隊の隊員の同じように、幹部への道を目指す理由・動機、受験に臨む真摯な態度、周到な受験準備の様子などは全く同じであった。 

その一部を紹介しよう。

 とりわけ、家族・自衛官を支えた妻の立場からの感想記は、文章になったものは少なかっただけに印象深いものがあった。当時の自衛官家族の目から見た部内幹候に挑戦する主人をどのように捉えていたのか、家族の状況や心情を短かい文章の中によく表しており、多くの場で披露させてもらったものである。

 その一部を紹介しよう。

❺   陸上自衛隊岩根巧3尉の部内幹候合格記「受験勉強4カ月」 

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 《 昭和61年11月20日・防衛専門紙「朝雲」に掲載された陸上自衛隊岩根巧3尉の部内幹候合格記の切り抜き 、短期間・短時間の集中勉強法、特に関係全教範を一週間で単位で何遍も学習するロ-テンション方式は注目を引いた。》

❻ 陸上自衛隊伊藤克巳曹長の部内幹候合格記「幹候指定に近道なし」

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《 平成元年4月27日・防衛専門紙「朝雲」に掲載された陸上自衛隊伊藤克巳曹長の部内幹候合格記の切り抜き、「幹候指定に近道なし」は、コツコツと地道に計画的に勉強する以外にないと常道を示した。 》

  

❼ 陸上自衛隊部内幹候に合格 した奥村曹長の友子夫人の感想記「朗報」

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《 昭和57年6月17日・防衛専門紙「朝雲」「家族の声」欄に掲載された陸上自衛隊奥村曹長の部内幹候合格に際しての妻としての出ていた。感想記の切り抜き 、短い文章の中に幹候合格に至るまでの自衛官一家の状況が伝わってくるものがあった。多くの妻たちは語らないが自衛官人生におけるの夫婦の情愛がにじみ出ていた。自衛官人生の宝と言ってよいであろう。平成時代の今日は女性の部内幹候もある。内助の功といった言葉があったが、伴侶たちはどのように受け止めているであろうか。 》