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昭和の航空自衛隊の思い 出(309) 防衛記念章の制定前後(2)

1.   防衛記念章の制定

  防衛記念章は、昭和56年11月20日・ 大 村襄治防衛庁長官時代に防衛庁訓令第43号「防衛記念章の制式等に関する訓令」で定められ、昭和57年4月1日から施行された。

    防衛記念章の種類は、 制定当初は15種類だった。私の在隊した昭和時代は、自衛隊の主たる活動が国内であり、種類について現在のようにのきめ細かくなかった。

 平成時代に入り自衛隊の活動領域が飛躍的に拡大すると共に、授与対象が拡大し、現在は42種類になっているようである。

    時代の推移ととも逐次改善され、防衛記念章の内容がきめ細かく充実してきた結果であると言える。喜ばしいことである。

 人事幹部に転進して以来、人事施策の発想の基本資料・材料として隊員の人事・服務などに関連する事項は、自学研鑽のため関連記事や資料を平素から丹念に収集整理・分析していた。すでに変色した切り抜きでやや読みにくいが、防衛記念章の制定の経緯などを知る資料としてその一部を紹介する。

2.   防衛情報紙『朝雲』記事で見る 防衛記念章の制定前後

  防衛記念章の制定について、当時、防衛情報紙・「朝雲」(昭和56年12月3日)は次のように報じていた。

 この記事は、防衛記念章の種類と着用区分の記事のほか、「解説」で制定背景、当時の隊員の要望、制定に至るまでの経緯などが詳しく記述されている。

 ちなみに、『朝雲』は自衛隊の活動、安全保障問題全般を伝える安保・防衛問題の専門紙である。警察予備隊創設当時から防衛情報紙として、全隊員に広く読まれていた。

私は、他自衛隊の状況を知る好適の資料として愛読者の一人であった。

 とりわけ、陸海空自衛隊の活動をはじめ、防衛政策・行政の最新ニュース、人事情報、最新軍事技術の現状、隊員個人にスポットを当てたトピックスなど、当時防衛庁自衛隊の全てを掲載対象とする専門紙であるだけに、昇任・人事異動などは一般の隊員の多くは本紙で全体を知ることが多かった。多分現在も同じであろうと思われる。

 

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《  防衛記念章の制定について、防衛情報紙・「朝雲」は、昭和56年12月3日号でその概要を報じた。当時、隊員に歓迎され注目された記事であった。

 特に、解説記事は、制定背景、当時の隊員の要望、制定に至るまでの経緯などが詳しく記述されており、切り抜いたものと思われる。  

  防衛記念章の制定は、昭和56年11月20日・防衛庁訓令第43号「防衛記念章の制式等に関する訓令」で定められ、昭和57年4月1日から施行とされた。》

 

 3.  防衛記念章についての一般紙の報道

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《 新聞名はメモされていないが、昭和56年11月25日の新聞記事、防衛記念章を「自衛官の勲章」としているところから切り抜いたであろうか。また、時の自衛官の最高位である統合幕僚会議議長矢田海将が4個、高級幹部クラスの最多は松井空幕副長の6個とある。発足当時15種類から現在の42種類からすれば隔世の感がある。それだけ防衛記念章の制度が充実・改善され意義あるものとなったといえるのではなかろうか。》