昭和の航空自衛隊の思い 出(300) 西警団における武道訓練と大会

  西部航空警戒管制団司令部人事部長在任間(昭和58年3月~60年7月)、訓練班の所掌事項である「隊員の教育訓練(防衛部所掌を除く)」に深くかかわることになった。

 特に、西空及び全国大会に出場するため、春日基地へ選抜選手の強化訓練・合宿から団等大会の運営などにあたった。集合訓練では毎日一回は訓練状況及び支援体制を現場で確認したりした。当時のメモ帳を見ると、かなり精力的に武道大会に備えて努力を指向していたようだ。 

 武道大会については、昭和59年ごろの春日基地新聞「春日」の切り抜きをアルバム帳に張り付けていた。当時の春日記事によると、西空隷下では、5年連続の優勝、全国大会では3連覇ならず3位であったと記録されている。

 武道大会は、団体戦と個人戦から成り、各部隊は上位入賞を目指して練成訓練に励んだ。西警団は伝統的に尚武の地としての誇りを持っており、毎回の武道大会で好成績を残してきた。どの部隊においても大会の結果は部隊運営・指揮及び士気に大きな影響を与えるものであった。武道大会の成果は、各種の競技会の成果にも連結・波及していたからである。

 今日においても、西警団の練成チ-ムの指導者や代表選手の顔が浮かんでくる。また、その運営を取り仕切った訓練班長の竹重満夫3佐、津出文宏3佐と班員内田壽美雄2曹の働きぶりは素晴らしかったことが思い出される。企画力・実行力に優れ率先垂範型で面倒見の良い教育幹部であった。優秀なスタッフに恵まれた司令部勤務でもあった。 

❶ 西部航空警戒管制団武道大会

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《  昭和59年度西部航空警戒管制団武道大会の記事 》

❷ 西部航空方面隊武道大会 

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 《  昭和59年度西部航空方面隊武道大会の記事 》

❸ 航空自衛隊武道決勝大会

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  《  昭和59年度航空自衛隊武道決勝大会の記事 》