自治会活動(22) 自治会の役職と活動を終えて

 平成27年度末をもって、神原町自治会の役職を終了することになった。平成2年4月1日で定年退職し、同日、全く未知の世界である自動車保険料率算定会(現損害保険料率算出機構)調査事務所に再就職した。

 ほどなくして、永住の地を家内の里である浜松と決め、現在の古くて新しい町である浜松市西区神原町に居を構えた。退職に当たり、いつの日か機会が訪れれば、居住地で生活し骨をうずめる限り地域に役立つことがあれば貢献したいと心に決めていた。

 その背景には、自衛隊勤務で官舎地区の自治会役員をやってきたことがあった。小松では自治会副会長、春日では自治会長、市川市二俣のマンモス団地では環境部長をやったりして現職時代から自治会・町内会の活動に関ってきたからではなかろうか。

 地域の自治会に関わったのは、皆さまの推挙により平成9年度に部長・貯蓄組合長1年間をやり、17年度から2年間自治会副会長、17年度から3年間自治会長を務めた。その後20年度から27年度末まで7年間顧問・監査を務めた。通算13年間自治会活動に関与してきたことになる。今回をもって、地域における自治会の役職と活動を終了した。

 顧みて、神原町誕生50周年に際して、「神原町まちづくり構想」なる新しい発想を提起したりして、町民の1割が委員となる「まちづくり委員会」を設けて住民が主役のままちづくりを定着させることができた。初めて「神原町歩み」の編纂・発刊や「自治会運営業務処理要領」の作成・制定などまちづくりや自治会運営に資することができた。

 当時、どちらかというと保守的な面が強く、まあまあ主義で進んできた地域においては、私にとっては当たり前であった「まちづくりの発想や考え方」はやや進み過ぎているように見えたが、現在から見ると、至極当然のことで今では当たり前のこととなった。

 地域の自治会は、地域住民の中心的な自治組織であり、会長以下の役員の皆さんの苦労は大変なものである。特に部長以上の役員の活動の如何が、地域愛町心、地域の問題解決・改善度、環境向上・生活満足度、相互協力・融和団結度、防災対処度・各種団体活躍度などあらゆる面に大きな影響を及ぼすことになる。

 多少なりとも地域に役立ったことがあれば幸いである。これもすべて地域の皆さんの協力支援の賜物である。一番陰で支えてくれたのは妻であろう。感謝の念でいっぱいである。

    今後は静かに自治会活動を見守り、元気であれば側面から一住民として協力支援することになるであろう。

 

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《 3月27日神原町自治会総会が行われた。相佐末吉氏は、輝かしい業績を残して7年間の会長の任を終えた。 》

 

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《 新自治会長に山中豊和氏が就任された。4月3日神原町自治会役員の初の会議が行われ活動を開始した。》