1. 春日基地へ2回目の勤務
昭和５８年３月から６０年7月まで西部航空警戒管制団司令部人事部長として春日基地に勤務した。
唱和４８年８月から５０年７月まで２年間、春日基地に所在する西部航空方面隊司令部に勤務したので２回目であった。この間8年の歳月を経ていた。基地周辺の著しい変容はあったが、基地の概要は部隊の新改編が主であったように記憶している。
入居した官舎は、基地と隣接した原町宿舎であった。こじんまりとした官舎地区であり、職務柄であったのか、原町宿舎の自治会長の役目を仰せつかった。対外的な会議等には出席したが、市広報等の配付から官舎地区内の清掃などの諸計画は副会長以下の役員が立案し自衛隊式にテキパキと処理してくれた。
また、柄にもなく基地クラブ活動のゴルフ部長に指名された。下手なゴルフであったが代表になったのでそれらしい顔をして参加していた。ゴルフのコンペ運営はベテランの役員・参謀役が揃って居り毎回のコンペも円滑に進めてくれた。名ばかりの部長といった方がよかったかもしれない。
このように色々な役目を持つことになるが、ここではもっぱら本来の人事部長職に専念した。10年前の航空方面隊司令部における一幕僚とは異なり、公私にわたり多忙な毎日を過ごすことになった。
《 司令部庁舎前の噴水池は静かな木陰があり印象に強く残っている。早田副司令の指導のもと、庁舎周辺の環境美化のため樹木の育成‣剪定チ－ムを結成して整理などを行ったことがあった。》
《 スコァを気にすることなく、ゴルフは楽しめば良いと思っていたが、柄にもなく基地ゴルフ部長に指名され、時には練習をするようになった。》
