昭和63年10月現在、当時における「人事幹部課程の歩み」はつぎのとおりであった。
1. 人事幹部課程の歩み
《 時代の推移と共に実務訓練は廃止され、総務通信教育、空曹要務特修課程が設置された。》
2.人事幹部課程の概要
3.人事幹部課程修了者
《 昭和61年~63年空幕人事2班長時に、人事幹部課程修了者の73会の充実と人事幹部課程修了者名簿等を整備した。》
4.人事幹部課程歴代科長
《 駆け出しの頃は、歴代の科長は、大先輩で雲の上の存在であったが、昭和56年第19代科長として列することとなった。昭和43年、第8代古舘明科長のとき、第32期人事幹部課程に学んで13年後に母校の教官となった。自衛隊の諸学校は連綿として幾代にわたり職域の精神と伝統が受け継がれ、後継者育成の教育が展開され充実発展してきた。》
5. 人事幹部課程教官
《 昭和63年10月現在、創設の昭和30年から63年10月までの人事幹部課程幹部教官、教官に配置された階級は全員が2佐~3尉であった。すでに退職者は退職時の階級、現職は昭和63年10月現在であった。私の人事幹部課程時の教官は、古舘明2佐・東峰義光3佐・矢野克己1尉・清水政一2尉・小城左親事務官であった。不思議な因縁で教官の小城さんとは後年、一緒に仕事をすることになった。 》
6.創設期の人事幹部課程修了者(第1期~第12期)
《 創設期における第1期~第12期の人事幹部課程修了者は、航空自衛隊の人事部門の基盤確立に尽力した光輝く先輩諸兄であった。多くの先輩の活躍する姿を見て、憧れ、目標にし、教導をいただいた。名簿トップの第1期の岡崎勉1尉は、昭和32年4月、私が第1期操縦学生を操縦免となり士長で初めて部隊等勤務で整備学校総務課に勤務したときの上司・総務班長であった。次の総務班長は牟田善治1尉であった。その当時はお二方が第1期生と知る由もなかったが、第4科長に着任して卒業者名簿を確認して初めて知った。名簿の先輩諸兄のお名前を拝見すると航空自衛隊の創設期の人事幹部の数々の活躍ぶりが思い出される。》