1. 何事も回答・返信などはその日に行う
老いていく一つに、今日やっておけば良かった事を、明日でもよかろうと先延ばしにした場合に、翌日になったら昨日のことをすっかり忘れてしまうことがある。
特に、会合などの案内は、自分の予定を調べればすぐに出欠の可否を判断できるにも関わらずあとで返信・回答、返事をしようとそのままにするとド忘れすることになる。主催者や発信元から尋ねられて慌てて返事をすることがある。恥ずかしい限りであるがこれは自分が老いていく過程の出来事でもある。
現職時代は、案内等の類いは受領したらすぐに返事をしたものだつた。高齢になると日常生活に緊張感がなくなるせいか、明日、後で、返事をしようとした結果は返事忘れなどに至ってしまうものだ。
2. 今日やれることは今日のうちにやっておく
かって自衛隊の現職時代、今日やらねばならないこと、今日できることは、今日中に処理することに努めたものであった。今日できることを明日に持ち越すクゼがつくと、常に後手後手に回り悪循環を繰り返すことになるからだ。
明日という日は、今日のためにあるのでなく、明日のためにあるものだと厳しく戒めてきた。自分に厳しくして身を処することができた。
お天道様はよく見ていて、その日にできることをも明日やろうとすると、明日になったら突発事故が発生して、てんやわんやとなることがあった。一方、道理に従ってやっておくと、 以外に平穏無事で、余裕を持って仕事を進めることができた。
こうしたことから今日のことは今日のうちに処理することを徹底した。まさに明日は明日のためにあるものだった。
3.今日は今日のための小さな努力
歳月は人を待たずで時の流れは止められない。先手必勝という言葉がある。着実に前に進めには一歩一歩進むしかない。歳を取れば牛歩のように進むのが一番確実である。
日常生活で、急に今朝何を食べたか問われたら一瞬どころか、しばらく考えても浮かばないことがある。 さきほど家の玄関鍵をかけたのにどうだったかなと思ったり、車を離れた後に少し歩いてから扉を閉めてロックしたかと再確認することがある。
特に耄碌したわけではないと思いたいが、こうしたことは高齢者の誰もが経験する日常茶飯事の出来事ではなかろうか。どんなことでも再確認する以外に手がないようだ。