１月２４日午後、浜松市立神久呂小学校の学習発表会が行われた。２年生のクラスからの案内が同封された招待文書を上田眞美校長先生から神原町花の会へいただいた。
これは、昨年１０月１５日、2年生が地域探訪で、神原町花の会が管理運営する「神原の花畑」が取り上げられ「花と緑のあるまちづくり」について勉強した折、数名で見学の説明・支援を行った。
発表会当日は、クリエ－トの冬まつりで午後は展示作品の撤収作業もあり、時間の関係で残念ながら、最後の６年生の「夢をかなえて」と閉会式は見ることができず退出した。
なにしろ寒波は厳しく底冷えしていたが、それをはねかえすぐらい子供たちの学習発表は素晴らしく、体育館は超満員、保護者はもとより地域の人々も多数参加した。
子供たちが、学年の友達と心を一つにして、合唱・合奏、劇等々の表現活動を披露する様子を見ると頼もしくどことなく嬉しくなるものだ。この子供たちが未来の日本を担えうことになるからだ。地域の自治会長等をして以来毎年、出来る限り発表会に出かけることにしている。
特に学習発表会を通じて感じたことは、次の点であった。
❶ 日曜日だけに参加の若い親だちで会場の体育館は満杯であった。わが子に寄せる教育への関心は非常に高いものを感じた。ビデオで発表会の様子を収めている姿は逐次増えているようだ。又、子供の祖父母を多く見かけた。
❷ 青少年健全育成会の活動をはじめ、学校行事や学習で地域の探訪などを通じて地域の歴史・文化伝統から産業など自分の住む町をよく知る機会を多く設けていることが強く感じられた。学校の経営方針の「共に生き・共に育ち・共に学ぶ地域の学び舎」の具現化に向けて、校長・教頭・教務主任をはじめとして各先生方が地域との密接な連携を重視しておられることが着実に成果に繋がっているように思われる。
❸ 発表会の各年ごとにおいて、子供たち一人一人に役割と発表・発言をする場面を設けて自信をつけるように工夫されていることが感じられた。また、どの子も自信を持って行動しているところからかなり練習したことがよく分かった。先生の熱心な指導による「子供たちが作り上げた発表会」であった。
❹ 昭和１０年生れからすると、小学生時代は大東亜戦争中と戦後であるが、学芸会で一生懸命練習したこと、オルガンに合わせて小学唱歌を合唱したことが思い出された。内容や楽器などの差のほかに子供たちの自発性・創造性・工夫など一段と向上してきたように思った。
《 プログラムの一部 》
《 開会式・オ-プニング、子どもたちが司会進行し、どの子の発言もしっかりしていた。前席は座り、後席はイス方式で満席であった。後方はビデオ撮影の場所でこちらも満杯であった。写真は後方の隙間から撮影した。》
《 上田眞美校長先生の話、地域と一緒に子供たちを育てる決意を強調された。子供たちの日ごろの学習成果を披露し、地域の暖かい支援に対して、感謝の気持ちを込めた発表ができればと話された。》
《 「金管バンド」、演奏はまとまっており、日ごろの練習の成果がよく出ていた。 》
《 3年生・「本当のしあわせ」、幸せとはどういうものであるのか、よくまとまっていた。人の幸せの基は家族が仲良く元気であることに尽きる。 》
《 1年生・「みんななかよし にっこにこ」、入学してから友達を作り仲良くし、勉強して向上していく過程をよくまとめていた。 》
《 5年生・「はば竹!! 神久呂のかぐや姫」、なかなか面白い発想であった。 》
《 2年生・「見つけたよ! 神久呂のたからもの」、神ケ谷・神原・西山・大久保の地域を探訪し自分の目で確かめたものを良くまとめていた。》
《 4年生・日記のうた 》
