浜ちゃん日記  ふれあい大学「神久呂寄席」と成果

 新春を迎えての浜松市神久呂協働センタ-主催の「ふれあい大学」は、1月18日午後、三流斎芳禄さんの「神久呂寄席」ときた。神田所長の三流斎芳禄さん紹介の後、落語は始まった。

    講師は高座芸名「三流斎芳禄」こと山田芳太郎先生、お蕎麦屋さんの二代目ですでに三代目が家業を継いで繁盛しているようだ。趣味の落語もますます冴えてきたようで楽しく聞かせてもらった。それにしても人様の前で演じるとなると相当勉強しないとできるものではない。

 私はカラオケで大抵カラオケ装置の画面に映し出される歌詞を見て唄ったりするのでまるっきり歌詞を覚えようとしない悪い癖がついた。本当は歌詞を空じるようにならなければ本物でないということは分かっている。もし歌詞を見なかったらどうゆうことになるかよく分かっているので、日ごろの練習の成果を水が流れる如くリズムカルに噺を披露しておられるのには敬服のほかない。こうした人生もあるのだと心を新たにした。

 演目の方は、特に板書もなく耳で聞いた題名と噺をメモして帰ってから調べた。ネットの素晴らしいこと、キ-ワ-ドを入れて検索したら瞬時にして出てきた。見たいところをしっかりと読んだ。

 第六代横綱阿武松緑之助の出世物語の「阿武松(おおのまつ)」、人情噺の代表格のひとつ「浜野矩随(はまののりゆき)」、番場の忠太郎の「瞼の母」、メモした噺のあらすじと照らし合わせてなるほどと納得した。そのほか三味線を弾いて、長唄、三階節などおなじみの歌を三味線に合わせて皆で合唱した。久しく忘れていた三味線を聴いて情緒豊かな音色であると思った。カラオケ時代とは一味違う、いまは死語となった「風流」という言葉が頭をよぎった。

 「神久呂寄席」もその場で聞き流すにはもったいない噺であり、このたびもネットでいろいろと確認し一つ得をしたような気分になった。これも一つのボケ防止に役立つのかもしれない。

ふれあい大学に出席した甲斐があったというものだ。ありがとう。 

 

f:id:y_hamada:20160118134808j:plain

f:id:y_hamada:20160118134824j:plain

 《 三流斎芳禄さんの「神久呂寄席」》

 

f:id:y_hamada:20160118150203j:plain

 《 三味線を弾いて長唄など紹介の後、三味線の演奏で皆で歌を唄った。》