航空自衛隊第1期操縦学生(36) 第1期操縦学生入隊60周年記念大会・80のハ-ドル

1. 車座になっての二次会

 時間を忘れ盛り上がった車座

 6月2日18:30~20:30約2時間の懇親会の後は、別室で2次会に移行した。 二次会はまだまだ元気のある有志が集まって車座になって語り合った。のどに自信のある者はカラオケでいまだ衰えぬ美声を披露する中で、卓ごと車座になって話は盛り上がり時間を忘れるほどであった。

❷ 膝を交えて語り合える喜び

 どの同期生の胸中に去来したものは、これが最後になるかもしれないという思いではなかったであろうか。これだけの多くの同期と一堂に会して顔を合わせることはないであろうと思えたからである。

 今上の別れとなるかもしれないと、元気な声が飛び交う中にお互いが「みんな元気でなぁ」と暗黙の言葉があったのは私一人の思いであったであろうか。こうして同期が膝を交えて語りあえる喜びがそこにあった。

 

2.80歳前後の傾向 

❶ 1期生の元気度

 第1期操縦学生の生存率、元気度、行動力は、他の同年齢と比べてどうであろうか。全体で見ると、青年時代に自衛隊で鍛えたせいか、世間一般より歳の割には元気があるようにみえる。血色・姿勢・歩行・行動力などからもひときわ一般の水準から優れているように見えた。また、懇親会・二次会での飲み量たるや「これが80か」と感嘆の声が上がった。

❷ 高齢者の病気

 今回の記念大会の担当者の立場から感じたり、見たところ、共通した傾向は、当然のことながらどんなに元気であるように見えても、歳とともにがんを含めて夫婦のいずれかが高齢者特有の病気になったりしている。

 参加できなかった同期の多くは、高齢者の病気のランキング上位の 認知症脳梗塞 などなどが挙げられる。がんも二人に一人の時代になりつつあることから夫婦のいずれかがこの類の病気にかかったりしたことがあるということである。すでに伴侶を失う者もいる。老老介護の時代に入っているといえる。

❸ 80のㇵ-ドルの厳しさ

 同期生の物故者は若い時代の殉職を含めて52名になってしまった。そこには順番はない。80のㇵ-ドルの厳しさがよく分かるようになった。これまた人生で運命は如何ともし難いのがある。明日のことは分からないが、明日がよい日であるように皆明るく前向きに進んでいるのがよい。

 

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