浜ちゃん日記 元気になる太極拳の体験

1.  初めての太極拳の体験

 先日、神久呂協働センタ -主催の「神久呂ふれあい大学」で、「太極拳」の講座に出席した。講師は楊名時八段錦太極拳師範世田千代子先生であった。

 太極拳はテレビ等でよく見るが実際に自分で体験したことはなかったので、有意義であった。当日は午前中グラウンドゴルフをして、その後、炎天下で健康広場の除草作業を実施した。昼食後、午後太極拳講座に参加した。多少疲れもあったが、身体を動かして太極拳の基本を体験した。

 夕方のテレビでは、当日は急な気温上昇で日射病で救急車のお世話になった人が多かったと報じていた。季節柄もう少し作業の時間をずらして作業をする方がよかったかと反省した。

 太極拳は、グラウンドゴルフとも違ったもので、それぞれの特色があることが分かった。一所懸命「見よう真似よう」で動作をしていたら汗をかくほど身体が熱くなった。太極拳の特色のようなものの一部を少しだけ覗いた様な気がした。

2.  太極拳の演舞

 講師は、太極拳の演舞は、「言葉よりも動き、知識よりも体を動かすことが大切である。力を抜いた足運びや目の動きは一緒に内臓も運動している」と説明された。

 太極拳を「演武」ではなく「演舞」という表現をされたので、えっと非常に興味を覚えた。模範展示では全体的には「舞」そのものに見えた。一連の諸動作は攻撃面を抑えて防御面を主にして構成しているように感じた。スロ-モションのようにゆっくりと心と一緒に手・足・腕・体・目を運びながら運動をしているように理解した。

 私の見るところ、静の中に動を取り入れてた太極拳もほかの運動と共通するものは、自らの意志と力で自分の身体を動かし、血のめぐりをよくし、各器官の機能の活発化を図ることに繋がっていることではなかろうか。

3.   見とりけいこ

 講師は「見取りけいこ」が基本であることを強調されていた。見よう真似ようから始まるのはどの道でも同じで、自衛隊における「基本教練」と共通するものを感じた。

 まずは見よう真似ようの動作を繰り返しているうちに本物の自分の形が出来上がるものであるからだ。頭ではなくて身体で覚えることが一番大事で、一に「演練」、二に「演練」、三に「演練」、すなわち「練習」の積み重ねであろう。

 講師の先生が「太極拳」の真髄に迫り、日々修練しておられる姿を拝見し敬服した。一つのことの道を究める努力をしておられる気迫は私にも伝わってきた。

   なお、「神久呂協働センタ-だより」によると、「ゆったり太極拳」の講座が、7月28日・8月4日(火)09:30~11:30神久呂協働センタ-で行われるとのこと。講師は世田先生で受講は無料である。太極拳を体験してみるのも楽しいものだ。

 

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《  講師は熱心な教授をされた楊名時八段錦太極拳師範世田千代子先生 》

 

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《 皆初めての太極拳の練習風景 》

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《 先生の教室の皆さんの模範展示 》

 

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《 配付された「太極拳の演舞」、家に帰ってから読み返し「太極拳」について理解を深めることにした。いろいろなことを学習し体験できることはありがたいことである。》