航空自衛隊第1期操縦学生(24) 航空学生制度創設60周年記念行事参加の記・顕彰館

1.航空学生顕彰館

 ❶ 航空学生の心のよりどころ

  航空学生顕彰館の建立の経緯等は次の通りである。

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 《 航空学生顯彰館 「航空学生制度創設60周年記念行事のご案内」パンフレットから、詳しく防府北基地ホ-ムぺ-ジを参照してください。 》

 

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《 「英霊よ 安らかに」、「ともよ」60年前の第1期の同期生鶴井平君(21歳)中村俊英君(21歳)・渡部誠二君(22歳)・増田隆介君(22歳)・山本秀成君(21歳)・有馬愛二君(29歳)の銘碑の前に立つと若き日の雄姿が浮かび涙した。60年の航空学生の軌跡は、航空自衛隊の歴史でもある。若き殉職者130柱の英霊に頭を垂れ、ご冥福をお祈りした。「航空学生の心のよりどころ」であり《故郷》でもある。立派な顯彰館が設けられたことに感謝した。 》

 

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 《 銘板は航空学生出身者で大空に散華した英霊を顕彰するものである。》

 

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 《 慰霊銘板の昭和の最初に1期の同期生鶴井平君(21歳)を初めとして同期の中村俊英君(21歳)・渡部誠二君(22歳)・増田隆介君(22歳)・山本秀成君(21歳)・有馬愛二君(29歳)の銘板がつらなり、英霊を偲び感涙した。》

 

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 《 顕彰室の慰霊銘板の前に立ちじっと動かない第1期生末原基與治君(左)、操縦者として航空自衛隊で立派に任務を完遂し退官した彼の脳裏に去来したものは何か。》

 

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 《 航空学生出身殉職者の慰霊銘板と遺影、殉職者名、殉職日、場所及び内容が刻されただけであるが、ここに記されない殉職者の生きざま、思いは遺族をはじめ同期生によって語りつげられるであろう。この顕彰室には平和な日本の礎となった英霊が眠っている。》

 

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 《 遺族の皆様も殉職者の慰霊銘記を前に語っておられる様子が目に焼き付いて忘れられない。 》

  

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 《 殉職者の遺品 》

 

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 《 「航空学生の歩み」が部屋いっぱいに記されている。60年の歴史がここにある。創設期のところだけを写真に収めた。 》

 

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 《 航空学生顕彰館内 》

 

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 《 顕彰館前に立った私も背筋が伸びて、思わず直立不動となった。立派な数々の式典行事に心が満たされ、老兵も溌剌とした若武者にかえったような気持ちになった。 》

 

2.航空学生顕彰館建立の裏表

  第1操縦学生に関することは、第1級の資料として、「天がける群像・第1期操縦学生の軌跡」(発行日平成17年8月31日、発行責任者 徳田忠成 出版社 株式会社 ジョス)に全て網羅されている。

 この中で、航空学生顕彰館建立の裏表が記録されているので一部を紹介する。時の航空幕僚長杉山蕃空将(元統合幕僚会議議長)の航空学生に対する卓見とご尽力に感謝するものである。

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 《 第1期操縦学生徳田忠成君の編纂した「天がける群像・第1期操縦学生の軌跡」の抜粋 」