1.追悼式
航空学生出身殉職者の追悼式は、記念式典に次いで、航空学生顯彰館において航空学生連合会の主催で厳かに挙行された。昭和30年6月航空学生制度創設以来60年間において、教育訓練、任務遂行にあたり志し半ばにして殉職した130柱の英霊に対して、心より哀悼の誠を捧げるとともに御霊の安らかならんことをお祈りした。
追悼式は、時間的な制約もあり、飛行展示後に訪れて、あらためて献花を捧げた。去来するものは、60年間の歴史の重みと、殉職者130柱の存在である。国家の防衛に従事することの厳しさと重みをひしひしと感じた。航空学生出身の初の殉職者は第1期生の鶴井平君であり、同期生から中村俊英君、渡部誠二君、増田隆介君、山本秀成君の合わせて5柱の殉職者である。
顯彰館において、防府における操縦学生基本課程の彼らのありし日の雄姿が浮かび60年前を回想した。不思議と60年前の若き時代の姿が思い出され目頭が熱くなった。第1期同期生全員に成り代わって改めて再拝した。
顯彰館については、別項で触れることとする。
《 追悼式の式次第 》
《 顕彰館正面 》
《 顕彰館内 》
《 献花 》
記念植樹は、次の式次第で、テ-プカット、第1回の植樹に次いで第2回目の植樹で航空学生出身者を代表して第1期生小林誠君・村田博生君・末原基與治君と私の4名で行った。
《 記念植樹の開開始前全 》
《 記念植樹 》
3.顯彰館入り口花壇
《 第一期生会は航空学生制度創設60周年記念に対して、航空学生連合会を通じて、航空学生旗、ドリル隊指揮官儀礼刀、入校式卒業式刀看板の寄贈、花壇の花提供等を行った。》