神原町花の会・花美原会 (122 )   花畑に寄せる思い

 ここのところ毎日雨マ-クである。晴天となったら次は雨天の交互が続いている。

 春は万物の成長の時期だ。浜松市西区のわが神原町の花の会の管理する花畑も同じである。寒風にさらされ縮みこんていた草花が暖かくなって太陽と降雨で一気に成長しだした。その分雑草の成長も激しい。

 3月は2回の協同活動を行い、草取りに重点を置いた。ちょうど作業によい日を予定しても協同活動日前後に雨が降り、畑に入れなくてこちらの思った通りにはいかないことがあるものだ。これで日常生活や周囲の環境悪化に影響をおよぼすわけではないので自然体で進めている。

 「気長にボチボチ」がよい。自然界とはよくしたもので、彩りといいほんの少し花壇の配置等に手を加えるだけで意外にうまく進むものだ。

 若い時、初めて飛行機の操縦訓練で操縦桿を握った時、緊張してしっかりと操縦桿と握ったら高度がとたんに上下したりした。北野和夫教官曰く「手を離して」、ほんの少し手を添えるだけでまっすくに一定高度で飛んだ。自然体とはよくしたものだ。

 花畑の管理もほんの少し手を添えるだけでよい。徹底的に完全な管理をしようとすると、自然界と勝負することになり、苦労の連続となる。皆がこれは「大変だ」、「苦労だ」と思うようになったら協同活動も長続きしないものだ。

 何事も程よいがよい。ボランティアの活動は、あまり責任を感じたり、ストレスがたまるようになるとうまく運営できない。遊び感覚も大事な要素であるように感じている。話と笑いに包まれての作業となると積み残しもある。これはあまり気にしないで予定の約束の時間が来たら、潔く「はい! 作業止めよう!解散!」と決めている。

何事もいっぺんに解決しようとすると無理が出る。コツコツと前に進めるしかない。

 一方、草取りをした分は結果が現れる。努力した分きれいになり、素晴らしい花畑が形成される。ほどほどの努力の成果はいかほどか自然界が結果を出してくれる。皆の花と緑のまちづくり、明るいまちづくりへの思いの集約がまもなく、花壇とポピ-畑に現れるであろう。楽しみである。

 

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《 「花だより」は毎月発行し、今回で105号となりました。この「花だより」は、一度でもボランティアにご参加下さった方、花基金にご協力下さった方、園芸資材の提供をして下さった方、花区域の使用にご協力下さっている方など皆様に、花いっぱい活動や花の状況などをご報告するため、毎月1回程度発行し個別にお配りしております。

 

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《 花壇の一部 》

 

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《 雨が続き予定通り雑草取りなど花畑の整理ができないでいる。自然との調和の難しさがある。気長に見守っている。》