隊友会活動(16)  写真でつづる建国記念日

1.   家々の祝日の国旗掲揚

 昨日・2月11日は建国記念の日であった。午後1時から浜松市建国記念の日奉祝式典及び記念講演が浜松市教育文化会館で行なわれた。 隊友会は、本行事の支援の諸準備のため、9時集合と号令がかかっていたので8時にバスで出かけた。OBになっても「定時定点集合」の規律は守られており、定刻以前に全員集合が完了した。 

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《 わが家の玄関に国旗を掲げた。写真を撮ろうとしていたら 紅梅が通路を飾ってくれていた。浜松市建国記念行事の運営支援で教育文化会館に午前9時集合した。だれかれともなく、今朝来るとき何本国旗を見たかが話題になった。隊友が自宅から会場まで、国旗が何本立っていたかの結論は、自分の家を含めて大体2~3本とのことであった。いかに日本が世界の中で飛び抜けて普通の国でないことが分かる。大東亜戦争で敗れたりといえど、戦後70年、普通の国になるにはまだまだの長い歳月を要するのであろうか。》 
 
2.  隊友会・つばさ会(自衛隊OB団体)
 今村昭八隊友会本部参与・元浜松基地司令ほか多数の隊友会・つばさ会の会員が朝から参集した。毎年の浜松市建国記念や戦没者慰霊行事にボランティアとして積極的に参加、支援しており、運営の強力なサポート役を担っている。これも現職時代に黙々と忠実にその職務をやり遂げた集団の強い意志・意欲と団結力、実行力であろう。
 ちなみに、隊友会の支援要員は約40名であった。
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《 ① 隊友会浜松支部及び浜松つばさ会会員、写真撮影の始まる前に撮ってみた。いつも整然と並んだ写真ばかりなので、わざわざ整列前の方を撮ってみた。

② 諸団体が集合する前に、当日使う備品等を所定の位置に搬入したりした。隊友会の支援教務は、設営・保安警備(場内整理)・救護・お茶接待・カメラを担当した。

③ 参加者は、今村昭八・濵田喜己・若杉幸助・有田高明・成田光明・代田幸平・寺坂光男・佐藤久・阿部富治・新田満・川崎常和・勝又正孝・松山豊・松下誠二・平形勝治・市川二郎・山口芳則・花水浩・佐藤進平・奥田義政・平井憲治・中村重徳・小椋靖・竹下益雄・佐貫武臣・池武彦・羽部博之・畦地紀夫・岡村十九子・佐藤敬子・石原澄子・京極幸子・鈴木羽津子・牧田カツヱ・堀内ミサ子・鈴木忍・川崎敬子・青木きよ子・村上冨美の各氏であった。 》 

 

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 《 隊友会浜松支部の保安警備の打ち合わせ、会館側の説明があったが、隊友会は担当者がすでに全員に配置場所など指定した配置表を配布していた。こうした点は抜かりないものだ。救護は看護師の資格を持つOBを配置した。》  

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 《 浜松つばさ会は、会長飯塚雅視氏以下勢ぞろいした。担当は、打ち上げ反省会会場の設営を行った。》
 

 3.  行事運営の全体ミ-テイグと各種団体の紹介

 午前10時から全体ミ-テイグが行われた。本部からタイムスケジュ-ル及び役割分担表が配布された支援諸団体が全員集合し紹介と打ち合わせを行った。諸団体は隊友会・つばさ会・オイスカ・モラロジ-・遺族会・幕屋・新教連・ブル-リボン・my日本、江川グル-プであった。

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《 諸支援団体が全員集合し紹介した。隊友会・つばさ会・オイスカ・モラロジ-・遺族会・幕屋・新教連・ブル-リボン・my日本、江川グル-プがそれぞれ前に並び代表が紹介した。国を愛する、国を憂える諸団体で若者からシニアまで年齢、世代の違いはあるが、建国記念を奉祝する活動に積極的に参加している団体である。 

 
4. オイスカの若い世代の支援活動
 オイスカ高等学校は、浜松市西区和地町にある私立高校、設置者は学校法人中野学園で、その母体は国際NGOであるオイスカである。教育理念は、「自然の恩恵に感謝し、国際社会に貢献できる心豊かな日本人を育成する」である。
 毎回、学校の車で行動し男女学生が多数参加している。 

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 《 ① 代表の先生が、生徒たちは親、兄弟姉妹と何代にもわたって、この建国記念行事に参加しているとの紹介があった。外国からの留学生もいて、国際人として実地に行事支援をしているのは素晴らしいことである。過去の意見発表でもこの学校の卒業生が選ばれて堂々と意見発表したことを鮮明に覚えている。
② オイスカは、舞台上の設営・受付・身体の不自由な方の誘導・募金など多数の学生がてきぱきと動いていて運営面で大きな貢献をしていると見受けた。素晴らしい学校の一語に尽きる。 》
 
5.  浜松修学舎高校のブラスバンド
    今回の建国記念の日行事のヒットは浜松修学舎高校(浜松市中区向宿)のブラスバンドの演奏である。厳粛な式典だけに国歌君が代斉唱、奉祝歌・紀元節の演奏が見事であった。 

 本校の案内書によるは、「昭和4年の創立以来、「浜松女子商」として永くその伝統を受け継ぎ、平成9年に男女共学化し、浜松修学舎中学校・高等学校となりました。伝統の「愛と真」は時代を超えた不変の理念として校訓「人格」に、「叡智(えいち)輝く学び舎」は不朽の理念として校訓「学修」に脈々と受け継がれています。

浜松修学舎では、生徒が自分の良さに応じた「生きる力」を身につけることを目指し、学校生活のさまざまな場面で一人ひとりの良さに目を向け、その良さを拓き伸ばすことに全力を尽くしています。」とある。ここも素晴らしい学校である。

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 《 浜松修学舎高校のブラスバンド の演奏リハ-サル風景、式典では厳粛な雰囲気を盛り上げ素晴らしい出来栄えであった。 》
 
6.   浜松市建国記念の日奉祝行事の立役者
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 《 浜松市建国記念の日奉祝行事の立役者は、何といっても実行委員長江川邦彦氏であろう。31回目の建国記念の日奉祝式典で、はまホ-ル最後の式典となるとのことであった。長年にわたり信念をもって式典運営の立役者を務められたことに感動する。 》
 

 7.    奉祝式典プログラム

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8.   式辞 

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 《 浜松市建国記念の日奉祝運営委員会 会長中山正邦氏の挨拶は、高邁な奉祝の意義を強調され、天皇両陛下と国家国民の弥栄を述べられた。》
 
9. 祝辞

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 《 浜松市鈴木康友氏の祝辞、鈴木市長は「日本人の良さ」、市会議長は「日本人の心」、塩谷立衆議院議員は「あるべき日本を取り戻そう」と強調された。》
 
10.  記念発表
❶ 小学~中学生たちの日本舞踊 筑紫流 

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 《 日本舞踊 筑紫流 小学~中学生たちの踊り 》

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❷  意見発表 米空軍交換幹部 ウァビィッジアル-ン パラウィ ウァビィッジアル-ン大尉

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 《 意見発表のアル-ン大尉 》

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《 浜松基地新聞「遠州灘」ワンポイント英会話コ-ナ-から写真 転載 》
《 ①米空軍交換幹部 ウァビィッジアル-ン パラウィ ウァビィッジアル-ン大尉は、昨年1月に着任、航空自衛隊第1術科学校第1教育部第1科に配置され、教官として教育に当たっておられる。前任のパンゲリナン大尉も女性で2年間の勤務を終えて離任された。
② 今までの意見発表とは異なって異色の方が登場してびっくりした。今村昭八浜松基地司令の紹介で登場と相成ったようである。チャ-ミングな女性将校で日本語も上手で理路整然とした、しっかりした内容のある見事なスピ-チであった。
③ アメリカ人から見た建国記念日に寄せた所感であるが、米国では独立記念日には全国の全家庭で星条旗を掲げてお祝いをしている。日本では祝っていないように見える。日本人であることに誇りをもってほしいと強調した。
④ 日本人の礼儀・勤勉さは誇りである。四季のある季節・民主的な国家・安全など誇れるものばかりであると力説し、自信を持って欲しいと激励をうけた。外国人から見た正直な感想であると思った。全く痛いところを突いており、こうした話は未来を背負う子供たちにも聞かせてやりたかった。》
 
11. 奉祝歌・紀元節
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《 ① 奉祝歌・紀元節を浜松修学舎高校ブラスバンドの演奏に合わせて合唱した。小学生の時は毎年歌った歌である。プログラムに歌詞はあるのでしっかり歌うことができた。
②  会場の浜松市教育文化会館は建国記念を祝うため多く市民が参集した。この会館も 3月末で取り壊しとなると聞いている。五社神社横の「教育文化・音楽の街」として浜松の象徴であった会館が惜しまれる。
③ 昭和31年縁あって浜松基地に学生として学んだ頃は、外出したら立ち寄ったところで静かな木立の多い公園であった。その後、この地に36年に教育文化会館が建設され、浜松市民の文字通りの殿堂としてその役割を果たした。その建物の最後がやってくると聞くと、わが人生と重ね合わせて感慨無量の殿堂だと思えた。例年より式典の参加数は多いように感じた。》
 

12.  万歳三唱

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 《   万歳三唱は、隊友会浜松支部副支部長の小椋靖氏が力強く音頭をとった。この点では、若い時代から号令調整で鍛えに鍛えただけあって退官後25年以上たっても声量・態度・威厳ともに堂々していた。浜松鳥取県人会会長としても活躍している方である。》
 
12.  閉式 

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 《  隊友会浜松支部長有田高明氏が、式典の閉式の挨拶をした。次の講演会の石平氏の講演の聞き所を紹介して厳粛な式典を閉じた。毎回、自衛隊 OBである隊友会支部のトップを務める支部長・副支部長が重要な役柄で活躍した。元自衛官として力強い挨拶は、何と言っても裏方で数多く隊友がこの行事を支えているとの自信と誇りがあるからであろう。》

 

13.  講演会 「私が惚れた素晴らしき瑞穂の国 日本」評論家 石平先生

 テレビ等でおなじみの顔と話しぶりで説得力のある内容であった。細部は省略する。誇りとすべきは日本は東洋文明のリーダーとなるべき存在と強調された。有意義な講演であった。満足して家路についた。

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 《 評論家 石平先生の講演 》

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