浜ちゃん日記  ありがたい・もったいない・お気の毒という心

 毎月1日と15日の2回墓参をしている。浜松市西区神ケ谷町洞雲寺山門入口の掲示には、「この世に足らぬもの三つ」とある。

 きさにそうである。」ありがたい」、「もったいない」、「お気の毒」という心である。ついつい恵まれた生活に慣れていまい、便利で不自由なく暮らす毎日を当然の如く思ってしまう。感謝・謝恩の念が薄らいでくる。自分中心に物事を考えてついつい他人様への配慮が欠けたり、相手を思いやる心が薄れている。いろいろと国の社会保障福祉がどうのこうのと言いながら甘えてきている面がある。私の心にもその傾向があり反省している。

 特に、高齢者にとっては、しばしばお医者に通っても医療費が安く、豊かな日本がそこにある。私自身も、現役時代は医療機関には定期の健康診断等でお世話になる程度であったが、70歳を超えたら大病を2回患い現在も継続中である。入院は4回、高度な医療手術の施行・高額医療費などで、昔であれば治療費の支払いで親せきに助けてもらったり、家を売って当てなければならなかったであろう。

 それが今や、高額医療費は上限が決まり、びっくりするほど支払は安くなっている。高額医療費はその分国民の税金で補てんをしてもらっているのだ。ありがたいことである。がん治療等を通じて医療・福祉体制がいかに充実しつつあるかを痛切に感じいている。

 山門に立って、先の掲示を読み、お辞儀をしながら感謝した。

 世の中が悪いといい出したらきりがない。贅沢したらきりがない、何事も不足を言い出したらきりがない、人のせいにしだしたらきりがない、お陰様で元気に長生きさせてもらっている。

 戦後の食糧事情からすれば、毎日がごちそうでもったいない食生活を過ごさせてもらっている。むしろ、メタボなど栄養の取りすぎ、偏りすぎで医者に通い薬を飲んでコントロ一ルしているものが多い。昔から「腹八分」とはよくいったものだ。今朝は反省・はんせいと相成った。 

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 《 浜松市西区神ケ谷町洞雲寺山門入口の掲示・「この世に足らぬもの三つ」とある。》