神原町花の会・花美原会(111) 協同活動日の決定と活動の人を育てる

1.    天気予報と天気図で判断・決心

❶ 協同作業日

 ここ数日は、週間天気予報に注意しながら、花畑の種まきをいつ行うか、ぎりぎりまで決定を抑えてきた。会員を動員するには各人の予定があり、昨日11月8日(土)と決定し作業日時を会報で流した。当然、協同作業を円滑に進めるには、前日にすべての準備を完了し、当日朝8時から協同活動で効率よく種蒔きを行うことにした。予報によると9日・10日は雨の確率が高く、今回を逃せば1週間後に再度設定することになり、時機を逸することもある。

❷ 一番良いシナリオ

 一番良いシナリオは、前日に管理機を動かし、花畑の土を掘り起こすと同時に種まきラインを付けることである。多少の補正はするものの翌日の作業日にそのまま種蒔きラインに種を蒔き、土をかぶせる。その後降雨があれば、最も効率的で理想的な状況となる。

 最悪のシナリオは、前日雨が降って管理機を動かせず、種蒔きラインを設定できず、翌日も種まき作業ができないことであろう。改めて作業日等を設定しなおすことになる。

 降雨の協同作業となると、畑がぬかるみ作業効率が悪く、畑を踏み固めることにつながる。種まきを終われば恵みの雨となる。天気と協同作業は密接な関係にある。

❸ 各種資料と判断・決心

 判断・決心する事項の軽重にかかわらず、自ら決定・決心するに至る緊張感は現職時代と同じだ。違うところは自衛隊では、指揮官の判断・決心に当たっては、優れた組織と優秀な専門幕僚がいてあらゆる面からの補佐、情報収集と分析検討の結果によって判断・決心できる点であろう。ただの市井の人間にとっては、収集出来る範囲の天気図を眺め、新聞テレビの天気予報の情報しかないところに大きな差がある。  

 判断・決心といっても、自衛隊における指揮官の場合は、任務遂行という隊員の生死をも左右するものだ。これに対して、判断・決心を誤っても、協同活動ができなくて、多少参加者に迷惑をかける程度で命に関係ない。

 両者の共通するものは、状況も内容も全く異質のものであるが判断・決心という点では同じである。

❹ 判断・決心する者の責任

 会の代表として、どんな事柄でも判断・決心した限りは責任を負うものだ。天気予報を唯一の判断資料としているだけに他力本願で行かなければならないところがもどかしい。後は気象庁やお天気アナを信頼し、おまかせする以外に手がない。神妙に神に祈る気持ちである。 

 

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 《 神原町花の会の会報「はなだより」で、協同作業日時をお知らせした。》

 

2.   若い世代へつなげていく課題をどうしたらよいか

 午後、県浜松総合庁舎において、平成26年度「花咲くしずおか」西部の地域推進協議会全体会が行われ、花美原会から濵田喜己代表・鈴木たか副代表・池谷則子会計・井嶋保子デザイン担当の4名が参加した。

 中村充静岡県西部農林事務所長の挨拶、事業報告に続いて、平成26年度 静岡県西部地区オ-プンガ-デンコンテストの表彰式が行われた。神原町花の会(花美原会)は、「地域の部」で「優秀賞」を受賞した。地域の部では20件応募があったとのこと。

 表彰式後、講演は「オ-プンガ-デンと花の都づくり」について、講師 徳原真人氏(ひかるガ-デンズ有限会社取締役代表)の話を拝聴した。内容も充実して有意義であった。  

 いろいろな話しの中で、「楽しみながら活動する」「若い世代に入ってもらって人を育てる」「すばらしい花を咲かせるには土を育てる」など共感と納得するものばかりであった。

 息の長い継続した活動を続けるにはどうしたらよいか、若い世代へつなげていくにはどうしたらよいか、今後いろいろな方策を取り入れて地道に一歩一歩進めていきたいと思った。

 

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《 平成26年度 静岡県西部地区オ-プンガ-デンコンテスト審査結果 》

 

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 《 神原町花の会を代表として表彰状「地域の部」「優秀賞」を野尻啓子副会長からいただいた。》 

 

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 《 佐原義彦審査委員長が草花の使い方、脇役の使い方、写真技術など審査講評をされた。

 

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 《 講師 徳原真人氏は「オ-プンガ-デンと花の都づくり」について、デザイナ-の経験・実践から熱弁を振るわれた。》