航空自衛隊第1期操縦学生(15) 同期生の納骨式参列

   11月2日、今年8月9日逝去した第1期操縦学生の故七条彰規君の納骨式が浜松市中区北区三方原真宗大谷派長徳寺で執り行われた。

   昭和30年6月航空自衛隊に入隊して以来、パイロットの道をひたすら精進して、創設期・建設期に飛行隊の育成に輝かしい貢献をして定年退官した。特に、航空学生連合会の結成に尽力し初代会長を務めた。

 退官後は浜松に在住するも、先年奥様に先立たれた。一人っ子で、自分たち夫婦にも子供がないことからいとこの住んでいる長崎の方に移住してお世話になっていた。病に倒れるも親類の皆様の手厚い看護を受けて心安らかに旅立っていった。

 最後を看取ってくださった長崎のいとこ、ご子息夫婦、お孫さんと名古屋在住の亡き奥様の姪御さんが来浜され、納骨(永代供養)(奥さんと合葬)された。

 幸い、浜松周辺に在住する同期9名(小林誠・西山淳・前川誓孝・村田隆・天野勝・打井亮吉・平山貞雄・畠山吉秋・濵田喜己)が納骨式に参列する機会を与えられた。納骨後、昼食を共にし故人を偲んだ。
 故人が浜松在住中は、浜松組の毎月の定例同期会に顔を見せていろいろと語り合ったものである。長崎へ出発するにあたっては、浜松駅付近でお別れ会をやったのが最後となった。

 航空自衛隊に入隊し、大空への夢に向かって切磋琢磨した日々から60年の歳月が経った。参列した同期の各々が人生の終結について、さりげなく語り合った。間もなく80歳という大きな節目を迎えるにあたって、静かにおのれの人生に思いははせた一日であった。

 故七条彰規君のご冥福を心からお祈りします。

 

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《 故七条彰規君納骨式を前にして故人を偲んで懇談した。渡辺様ご一家の献身的なお世話に七条君はきっと幸せと感謝で逝ったであろう。ありがたいことである。

 

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 《 納骨式 》

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 《 納骨、奥様のところに合葬された。人は皆土にかえっていくのである。合掌 》