1. 備えあれば憂いなし
過日の台風18号は、浜松に上陸した後、勢力を保ったまま東京都方面へ進み、首都圏を直撃した。各地の被害は相当なものであった。
私の手帳日記やブログを調べてみたら、近年、台風上陸コ-スに浜松が加わっており、台風に対する対処を見直す必要があるのではなかろか。
身近なことで、神原町花の会の管理する花畑・花壇の中で、ルコウソウを主題とした 竹製のアーチを作ってきたが、毎回台風や強風に勝てず壊れてしまった。今年は骨格を多少経費をかけてパイプ製にした。 今回の台風にはびくともせず、事前の対処策が成果を上げた。
一事が万事、昔から言い古されている如く、 「 備えあれば憂いなし」である。事前の準備により同じ誤りや不備をくり返さないことは公私を問わず戒めなくてはならない。自分自身がぼやっとしていないで、常に緊張感を持って毎日を過ごすことではなかろうか。
2. コスモス花の快復力
花畑のコスモスが倒れたりしたが、こちらの方は全く心配していない。過去何回も経験し、そのままにdていても、一週間もすれば自然に立ち直るものである。植物は自力で回復してくる。大したものだ。そのようなことで、見た目には多少恰好は悪いが、なまじっか人間が手を加えない方がよいこともある。
人間の手と工夫で未然に防止できることはやってあげたいが、広範囲であると人力的にむりである。出来ることとできないことの峻別も大切なことである。
初級の操縦訓練で、まっすぐに水平飛行するのに、操縦桿を握ったら上下左右したことがある。教官曰く「手をはなせ!」、手を離したらまっすぐに水平に飛ぶではないか。飛行機はそのようにつくられている。ほんのちょっと手を添えるだけで十分だった。復元力である。
植物の復元力・快復力は、飛行機と異なるがその特性を知って対処すると驚くことばかりである。
3. 状況判断と決断・決心
10月6日はシニアクラブの日帰り旅行を計画していた。多少雨が降っても特に変更をしなくても良い内容としていたが、会長の立場から台風18号の発生を知ってからは毎日天気図と予報に注意し情報収集に努めてきた。最も重視したことは会員参加者の安全確保であった。
10月3日が、参加会員への連絡、旅行会社との関係から旅行延期のギリギリの決断日と考えていた。気象庁の発表等、その他の諸情報を元に状況を判断し、主要役員の意見も徴して、延期と決断決心した。
どんな場合でもそうであるが、組織の最高責任者は状況を判断し、決断・決心しなければならないときがある。自らの決断は組織の長の責務であるからだ。躊躇することなく決断し対応した。
4. 体力維持の絶好の機会
今日は朝と午後の2回、台風の後始末を兼ねて花畑の整理に出かけた。結構体力を使うがいい運動だ。台風が汗を流す機会を与えてくれたと思えば積極的に作業に取り組むことができた。若い時のようにはいかないが、ぼつぼつの作業ではあるが体力の維持に役立ったように感じた。ありがたい機会であった。
《 コスモスは花が散り無残な姿となったが、一週間もすれば回復能力を発揮する。切り花に持ってこいであろう。通路等はここ数日で整理し、後面から逐次撤去作業を始める。夕方、様子を見に行ったら台風何のそのといったところもあった。即日からコスモスも回復活動をはじめていた。》