航空自衛隊第1期操縦学生(8) 固い絆なで結ばれた浜松同期生会

1.  浜松在住の同期会

    昨夜8月7日午後5時から8時間で浜松駅近くの飲食店で浜松在住の航空自衛隊第1期操縦学生が、久しぶりに顔を合わせた。
    あの世へ逝ってしまった同期の松浦信君が健在のころは、長い年月にわたり毎月同期会を開いてきたものだ。幹事も各人が順番で担当してきたが、最近はいつしか私が常任幹事役をやるようなった。
    喜寿も過ぎ、間もなく、傘寿を迎える今となると、かって元気だった現職時代と違って、誰彼となくか次々と病気となり、毎月の定例会も少しづつ間隔が開き、回数が減ってきた。
    こうしたことで、病に倒れる者が続き同期会もままならなかったが、長い人生で直面する大病と闘ったという勲章をつけた老兵が今回全員8名が「集合完了」した。
    あれだけ壮健だった同期の面々が、寄る歳には逆らえないもの1名を除いて、全員が70歳前後から相次いで、様々な大病を患うも危機を乗り越えて、全員が顔を揃えることになった。青年時代に切磋琢磨して心身を鍛えたおかげであろうか、一般の同年齢よりまだまだかなり元気がある。
 
2.   各分野で 活躍した1期生
    昭和30年6月第1期操縦学生として航空自衛隊に入隊し、10か月間の操縦学生基本課程を終えて、英語教育、第1初級操縦課程に進んだ。それを以降の各人の歩んだ道は様々で波乱万丈の人生を歩んだ。
     戦闘機操縦者として本道を進み飛行隊の核心として活躍し防衛体制の整備に多大な貢献をした者、民間航空へ転進し、国際線等の機長として戦後の民航の基盤発展に寄与した者、操縦課程の中途で心ならずも操縦免となるも奮起転進して創設建設期の航空自衛隊の各分野において活躍し、その道の達人として神様的存在となった者などそれぞれが持てる資質・能力を発揮し、大学教授、大会社役員など新たなる多彩な世界を切り開いた。まさに一騎当千の武者であった。
 
3.   浜松在住操学1期生
    昨夕集いし操学1期生8名は、戦闘機パイロットの本道を歩み、航空団防衛部長等を歴任し、防衛運用部門で活躍した小林誠君、戦闘機パイロットから民間航空へ転進し、キヤップテン等として戦後の民航運営基盤の確立に寄与した前川誓孝君・打井亮吉君の3名であった。
    これに対し、各操縦教育訓練の中途で操縦免となり転進したのは5名であった。航空機整備幹部として隊長等を歴任した村田隆君、ナビゲーターから管理隊長等を歴任した平山貞雄君、航空機エンジンの整備を極め、エンジン整備の神様といわれた天野勝君、航空機整備の超ベテランとなった大先任の西山淳君、要撃管制幹部から人事幕僚となった濵田喜己である。
    この他、今回、遠距離なので宿泊同期会でないと参加できなかった、異色の衛生隊長を歴任した畠山吉秋君がいる。
 

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《 浜松周辺在住を主体とした浜松第1期操縦学生会、来年は第1期操縦学生入隊60周年記念同期生会を浜松で開催する。 》 
 

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《 話題は尽きることなく続く同期会、会えば入隊時の若かりしときに戻るから同期会とは不思議なものだ。 》
 

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《 入隊以来、59年と歳相応になってきたが、まもなく傘寿・80歳を迎えるがまだまだ意気高し。 》