浜ちゃん日記  とびうおが育つ

1.  将来日本水泳界を担う小学生

   今日は午前、久しぶりに浜松市西区古橋廣之進記念「浜松市綜合水泳場」愛称「TOBIO・ドビオ」に出かけた。本来の目的はしばらく休んでいたとびおでの水泳を始めるにあたって、利用面で従前と特に異なっている点はないか水泳場の事前偵察であった。今後大会等がなければこの本コ-スで泳ぐことにしているからである。

   折しも、本日から2日間日本水泳連盟公認の小学生の全国大会「とびうお杯第29回全国少年少女水泳競技大会」が開かれていた。小学生の年代では同連盟が公認する唯一の大会とのことである。オリンピックで活躍したメダリストの岩崎恭子さんや北島康介さんもこの大会に出場したことがあるそうだ。

   会場に入ると,開幕当初とあって子供達と保護者たちでいっぱい。座席や空間は満席、廊下も歩くことができない位だ。大会は競技24種目と飛び込みの計26種目、32都道府県から247チーム、1164名の選手が出場するとのこと。
    私が最もこの小学生の大会に寄せる期待は、今回の各種目の優秀者の中から2年後のリオデジャネイロ、6年後の東京五輪に出場する選手が出ること、将来の日本の水泳界を担う少年少女であるということである。
 このような目で見ていくどの子も頼もしく頑張れよと応援した。控えの子どもたちのグル-プを眺めていたら漫画を読んでいる子、じゃれあっている子、じっと静かにしている子などさまざまであった。父兄はわが子が出場する競技ではビデオを捕ったり応援に熱が入っていた。親と子が一体になって頑張っている様子に元気をもらった。   
 
 浜松市総合水泳場は「古橋廣之進記念」と付けられている。「とびうお杯」は浜松市出身で「フジヤマのトビウオ」の異名で世界で活躍した故古橋広之進氏にちなんだ大会である。水泳場の入り口左側に設けられた「水泳歴史資料室」の中央に「古橋廣之進氏像」が鎮座している。
    デジタル版日本人名大辞典によると、

1928-2009 昭和後期-平成時代水泳選手,指導者。昭和3年9月16日生まれ。昭和22年400m自由形世界新記録樹立。24年全米選手権で400m,1500mなど自由形3種目世界新記録で優勝。「フジヤマのトビウオ」とよばれ,敗戦直後の日本人に希望をあたえた。日大教授,日本水泳連盟会長をつとめ,平成2年JOC会長。5年文化功労者。20年文化勲章。平成21年8月2日死去。80歳。静岡県出身。日大卒。

 特に、浜松市民にとっては、古橋廣之進氏が雄踏町の生まれであり、身近な存在として受け止められている。私も子供の頃ラジオから流れる実況放送を聴いたり、新聞の一面にデカデカと世界新記録と載った記事を見て興奮したものであった。

 また、忘れられないのは橋爪四郎氏である。古橋選手が1位の時はいつも2位であったのが強烈に印象に残っている。古橋廣之進氏と橋爪四郎氏は日本大学水泳部の同期生で毎日の練習から日常生活まで、いつもパートナーであり良き ライバルとして 競い、外国選手に負けてはならないとおたがいが切磋琢磨し合い頑張ったといわれている。

 
 
 古橋廣之進記念浜松市総合水泳場

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 《 浜松市総合水泳場正面入り口 》
 

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 《 西側から見たメイン競技場の全景、ゆったりと公認コース50mで泳ぐと気分は最高である。来週から少しづつゆっくり水泳を始めようと思っている。 》
 

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《 記念撮影 》

 

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《 緊張のスタ- ト 》

 

日本水泳の歴史資料室 

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 《 日本水泳の歴史資料室入口 》
 
  

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《 日本水泳の歴史資料室の内部、中央にフジヤマのトビウオ古橋廣之進氏像 》
 

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《 古橋廣之進氏像、子供の頃の水泳、大学での練習、世界新記録を樹立したときのことなど講演をお聞きしたことがある。 》