浜ちゃん日記  感動・琴線に触れる歌

1.NHKのど自慢の人気

     毎週日曜日のお昼は、NHKのど自慢を視聴し楽しんでいる。

     子供の頃からの長寿番組であるが、その人気・魅力はどこにあるであろうか。それは老若男女に広く親しまれ肩がこらないで他人ののど自慢風景を楽しめることであろう。

   そこには人の喜怒哀楽をちりばめ、特に明るさ、楽しさが鮮明であり、全国各地を毎週順次周り地方色があることであろう。アナウンサ-と出場者のやりとりも面白い。

    街ののど自慢も我こそはと挑戦するであろうが、予選でふるいにかけられる。日頃のど自慢のつわものも大舞台に上がればその実力を発揮するのが難しいからこそ、「のど自慢」の三つの鐘をもらうことは「歌自慢の合格認定」のようなものではなかろうか。

    その昔、私も家内と一緒に磐田市で行われた本番ののど自慢会場の観客席でその雰囲気を経験したことがある。今も昔もゲストとして有名歌手が2名参加し、盛り上げるパターンは国民的な親しまれている番組に変わりはない。

    のど自慢出場については、私の周りにも、のど自慢の予選に 挑戦した人、本番に出た人が何人かいる。己の歌唱力を判定してもらう機会であるせいか、鐘の数を素直に認めるに至るようだ。

    捲土重来と次を目指すこともあるであろうが、素人の多くは、出場した実績に十分満足し、大抵の人は再度の挑戦を諦めて歌を楽しんでいる。人生とはそうゆうものであろうか。 素人にとって、歌は楽しむものだからである。

 

2.感動・琴線に触れる歌

 感動・琴線に触れる歌を聴くと「いい歌を聴いた」と心から満足し高揚感がある。そこには自分の人生と重ね合わせ心を揺さぶるものがあるからであろう。

    その受け止め方は人それぞれである。クラシック音楽、昔懐かしい童謡唱歌、ジャズ、シャンソンなどであったりする。生まれ育った時代、年齢、環境などによって異なる。

    私は、演歌が好みである。79歳となった今日は愛だ恋だとといつたものよりか、人生そのものを大きく歌い上げた歌が合っているように思う。

    そこには人生そのものが凝縮・集約されているからである。とりわけファンとまでいかないまでも気に入った歌手の演歌は聞くだけでも心が晴れやかになる。

 

3.プロの歌と隠れた修練

   クラブの 練習では、MCレッスンテ-プを使っているので、先日「MC通信」の5月号を読んでいたら「五木ひろし対談小西良太郎」に芸能生活50周年を迎えた五木ひろし歌手の長持ちの秘訣などが掲載されていた。

 それによると、3月には50周記念の公演を日本武道館でやったこと、歌の前のウオ-ミングアップを4~5時間は行っていること。長持ちの秘訣は1に睡眠、2に腹筋1日300回やっているとのことであった。

 16歳の時にコロンビア歌謡コンク-ルで優勝し、歌手を志ざして幾度の改名、不遇の時代を経て、ついに、70年全日本歌謡選手権で10週勝ち抜き、71年に「五木ひろし」の名で「よこはまたそがれ」が空前の大ヒットし、43年間NHKの紅白歌合戦に出場しているとのことであった。

    どの歌手も才能が花開くまでは、長い苦労と不遇の時代を耐えてきたことが知られている。

    どの道も同じである。ハイライトを浴びる歌手は数少ない。歌手稼業を持続するにはそれなりの精進が求められる。 こうした歌手対談は興味深いものだ。

 

4. 歌声は健康のバロメータ

 趣味のカラオケは、町内のクラブに属して18年ほどになった。毎週1回の定例日にほぼ皆勤してきたから生活の一部となってきている。その上、シニアクラブの活動としてカラオケに毎週1回参加するようにしたので、さらに歌を唄う機会が増えた。

 カラオケをして発声をすることは健康につながるといわれている。先日も健康を害して長らくカラオケを休んでい先輩がカラオケ練習に復帰するようになった。気力・意欲はもとより、歌声そのものに張りが戻って回復しつつあることを確認し、喜んだものである。発声は健康につながり明るい人生につながる。