浜ちゃん日記 手作りの作物と健康

 1. 動物が一番よく知っている

    朝目覚めると遠くから鳥の鳴き声が聞こえてきた。お互いに連絡し合っているのであろうか。獲物を見つけたのであろうか。普通のさえずりとはちがう。

     先日は、動物に食べられないように、ブルーベリーの周りを網で囲った。次第に色付いて美味しく食べられるようになったからです。

    動物は食べごろを一番よく知っているようだ。遠くからでも分かるであろうか。分かると言うより、知っていると言った方がぴったりの感じがする。それを知る能力を備えているのてあろう。

     自然界で生き延びて行くために発達した機能であろうか。子供の頃学校で植物・動物について勉強したことかよみがえつくる。

     生存競争の厳しい世界で生き延びて行くには、いち早く獲物のあるところを知ることであろう。獲物のありかを察知する情報能力とその獲物を獲得する実力を備えることであろう。

    よく食卓の話題で、家庭菜園で育ている果物が熟してきたので、明日にでも収穫しようかと話し合った翌朝畑に行って見たら、何者かに先を越されて食べられたりと被害を受けることはしばしばである。

    自然界の哲理を理解した上で、それなりの対策処置をする。丹精を込めて作った野菜・果物を食べられてしまったからと言って、食べた動物に事の善悪を求めたところで通じない。それが自然界の実相だからである。

 

2.自然の豊かな恵み

    わが家の ブルーベリーの木はたったの一本であるが大きく成長し、毎年、自然の恵みを与えてくれる。パンに付けるブルーベリーはジャムにして瓶に詰めて貯蔵し、自然食の良さを堪能することができる。

    孫達ときたら、生のブルーベリーと聞いただけで大喜びである。ジャムにするより人気があるようだ。世代の差を感じる。

    知り合いにもおすそ分けしても喜ばれる。一方、冷蔵庫で生を冷凍し保存出来るから長い期間楽しむことができる。これによって自然の恵みを長い間食卓で味わうことができる。

    家庭菜園で採れる野菜・果物は、額に汗する働きがあって、自然が与えてくれた贈りものであろう。

     毎日の食卓に旬のものが並び食すると身体がしゃんとしてくる。家庭菜園がブームとなった頃があったが、いつの時代もブームではなく健康の源として続いてもらいたいものだ。

 

3.健康につながる健康農園

     かつて地域の自治会長をしたとき、まちづくり構想の一つに、町民を主体とした「健康農園」の立ち上げたことがある。

    町内には休耕地がかなりあり、地主さんの理解協力のもとに、土に親しみ、耕し、野菜・果物などを楽しみながら栽培する活動を始めた。

     農地を持たない町民が集まって、自分の区画で自由に作物を作ることにした。

     立ち上げてから8年の歳月が過ぎたが、せっせと作物つくりに励んでいる姿を拝見し、時折、直接訪れてその活動を激励している。

     行政が支援している「市民農園」と異なり、会員が自主的な運営を行なって、お互いが迷惑をかけないように作物を作っている。

   「 健康農園」は、文字通り作物活動を通じて町民の健康を図ろうとするものである。これからもこの活動が末永く続いてもらいたいと願っている。

    人生にとって、家族全員の健康が幸せの基盤ではなかろうか。健康があってこそ笑顔が生まれる。

 

4.体調と労働

    今日も午後4時ごろ日差しが弱くなってから、お花畑に出かけてみた。バラのア-チが強風で壊れてしまったので、手持ちの竹材を使って骨格を作ることにした。町民の有志の皆様からの寄付金で運営しているので、主面のア-チば本格的に整備したが、もう一つは手製で対応することにした。

 のこぎりで竹材を切り、資材の準備はできた。こうしてのこぎりを使い作業ができることに感謝ししている。労働をすることが膀胱がんにどんな影響をどの程度与えるのかわからないが、自分の身体が拒絶反応を起こしていないので、積極的に身体を動かしている。

 歳を重ねるほど、健康の保持、特に毎日の体調管理は重要となってくる。消極的になって、身体をいたわり過ぎると体力・気力が減退する一方となるし、積極性を失わないで適度な労働をすることにしている。昔から「ほどほどに」ということがあるが、自分にとってのよい指標となっている。

 

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《 鳥には申し訳ないが、大好物らしく自衛策をとらないと食べられてしまうので、やむなくブル-べリーを網で囲んだ。小さな家庭菜園で起きる様々な出来事と国際関係と相通じるものがあるようだ。何であろうか。》