神原町花の会・花美原会 (92)  戦術的思考の花活動

     浜松市西区神原町花の会(花美原会)は、  6月1日(日) 午前8時からⅠ時間余16名が参加して協同活動を行い、好評であったポピー畑の整理をした。   

   次の基幹花はコスモスである。花いつぱい活動も元航空自衛官としては、戦術的思考をもって対処していくと面白いものである。

     基本はどんな場合も同じだ。お百姓さんはもとより、家庭菜園で種を蒔き育てる作業に従事する者なら誰でも踏んでいる戦術的思考といってよいであろう。皆その道の「戦術家」となり、戦術的な思考をしているものである。

 

❶   決心・決断   

  種を蒔く時期はある幅の中で、いつを開花の最盛期とするかによって決まってくる。「もったいない」と決心が遅れると、時機を逸する。

 花活動を8年間やってくると、うまくいくときもあれば、失敗もある。花活動で取り扱う植物は限られているが、お天道様の恵みをいただく限り、経験則も参考にしながら、次の主役「コスモス」の種蒔きの時期の決定が大事である。

 特に、「種蒔きの日」の決断は、協同作業によって全員で種蒔きをすることに大きな意義があることから、諸般の状況を総合的に検討判断し、決定するに至るものである。   

 一点集中

 集団の力は素晴らしいものだ。花活動も同じである。今日の重点はポピ-の整理に集中した。広い花畑といえども、16名が協力し合うと概ね1時間で全部を整理することができた。作業の効率も上がり、全体の成果が一目瞭然なので峠を越えると作業も自ずと楽になったように見えるものだ。

 限られた作業力だけに分散せず、集中することにより作業も世間話をしながら作業が終了した。  

❸   周到な計画

    何事も周到な計画が大事である。花畑の次の主役は、コスモスです。いつ頃花の最盛期をおくかを想定して、計画しているが、自然界が相手なので大まかな予定である。俗に言う「段取り」である。

    周到な段取りのなかにも、柔軟性のある対応策をおりこみ、しっかりとした骨組みにしておくことである。段取りが狂ってくると元に戻るにはかなりの精力を費やすことになる。 

❹  先手必勝

   花いっぱい活動で雑草対策は不可欠である。特に住宅地区における景観形成を目指しているので、花でどんなに全面を覆っても足元に雑草がいっぱいあったのでは締まらない。

 種を巻く前の準備段階で、出来る限り何回でも畑を管理機で打ち雑草の予防処置をすることにしている。まず第一回は6月3日を予定している。要するに、雑草が生えないよう撃破するため、先手を打って管理機を回し,発生の余地を与えないことである。管理機の活用とこまめな草取りを欠かせないものだ。

 

ポピ-の整理作業

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《 一列に並び話をしながら前進する。》

 

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 《 集団の力は素晴らしいものだ。》

 

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《 午前8時過ぎると気温がぐんぐん上がり汗ばんできた。作業を終えて記念撮影 》