浜ちゃん日記  卒業式の春

     今日からここ3日続けて幼稚園の「卒園式」、小学校、中学校の「卒業証書授与式」の案内を受けて参列する。

    どうも昔から言ってきた「卒業式」というのが私の感じでは一番ぴったりする。

     調べてみると、理屈は色々とあるようだが、正式には「卒業証書授与式」で、一般的には「卒業式」と言われ親しまれていると理解している。

     呼び方にはそれなりの理由があるようで、あまり目くじらを立てることもないようだ。

     3月は卒業する子供と親にとって、大きな節目であり、記念すべき月となるであろう。私にとっては子供たちの希望に燃えた微笑ましい姿を見るだけでも元気をもらうことができる。ありがたい卒業の季節である。

     毎回この時期になると、自分はどうだったであろうか、子供が小さい頃はどうだったのか、孫はどうしているかとか思うことがある。

     半世紀前のことでも思い出させてくれる時期でもある。考えたり、思ったりすることができることはありがたいことである。

     今尚健在な99歳の家内の母親を老人介護施設に定期的に見舞うとき「老いる」こととはどういうことなのかを考えることがある。

     私の姓をしっかりと言って迎えてくださる。話を聞いていると自分の生まれ育った家のこと、子供の頃のことなど昔のことなとがいっぱい夢の中に出てくるらしく、夢と現実が交差し頭の中を巡っているように見受ける。

     老いるとは「子供にかえる」とも言われる一面がある。

    卒園式、卒業式に参列しながら色々と思いをはせる機会を与えてくれる数日になるであろう。

    小学校を卒業し、中学へ進む孫もきっと、大きな夢を抱いているに違いない。そのうち逞しい姿を見せに来てくれるであろう。私の心も膨らむ季節である。