1. まちづくりについての意見調査の意義
私が、かって体験した自治会活動で「まちづくり」について、ブログ で取り上げている理由は、全国どの町・どこの集落であっても、やろうと思えばできそうで、実はなかなかできないものだからである。
人はその町・集落に住めばどんなまちか分かるものである。長く住めば住むほど愛着が湧きもっとこうあって欲しい、もう少しこうして欲しいと欲が出てくるものである。
その土地で生まれ育った人の中には全てが空気のようなもので、特別こうあるべきだと感じない人もいるであろう。
小さな町・ 集落であればあるほど実際は色々と困ったあっても、どこにも誰にも言わないで胸の内にしまっているのではないでしようか。
自分の町がこうあって欲しい、ここをこうして欲しいと具体的な提案を持っている人もいること知ってほしい。
関心がないのではなく、それを吸い上げてくれる仕組みや体制ができていないだけである。昔からそれを吸い上げ解決する合理的な道筋を持っているところもある。
あえて、まちづくりの意見を取り上げたのも、整理・集約してみるとそこにある意見はわが町だけの特異な意見ではなく、ごく普通の町における町民の意見だ といえるからである。このことは、自分の町に置き換えてみるとさらによく見えてくるものである。
今回の調査が狙うものは、この本音の意見・要望を引き出したかったのである。この点ではかなりのことをこの調査によって浮き彫りにすることがてきたと思っている。
通常の自治会活動で多くのことは解決されているが、この調査を通じて大きな課題があることも分かった。
まちづくりの手法は色々あるがこうしたやり方もあることを強調しておきたい。
2. まちづくりアンケート調査の実施
平成17年9月5日、まちづくりに関し全町民対象のアンケート調査をおこなった。アンケート用紙は各隣保班長を通じて各戸に配布した。
アンケート調査の回答は、9月20日回収し、整理・集約作業が行われた。
調査期間 H17.9~17.10これだけの
全戸会員 369
回答 311(約61%)
意見有り 122(約40%)
これだけの有意義な町民の意見を吸い上げることができたことは嬉しかった。
全町民を対象とした大掛かりな 調査をすることはかなりのエネルギ-を要することも分かった。
3. まちづくりアンケート調査結果をの処理
まちづくりに関しアンケ-ト調査を全町民を対象として実施するにあたって、整理集約の処理方針を明確にし,整斉と円滑に処理することに努めた。
また、処理方針の策定に当たっては、他の各種の調査結果等を参考にして、あらかじめまちづくりに関する意見内容・カテゴリ-区分の予測を行って準備した。概ね当初の設計通りに進めることができた。
処理方針は、大きく3区分とした。
❶市が主体になって取り組んだ方がよいと思われるもの・市に要望をするのがよいと思われるもの
❷ 神久呂地区が主体になって取り組んだ方がよいと思われるもの・連合自治会等地域の諸連合組織に働きかける方がよいと思われるもの
❸神原町が主体になって取り組んだ方がよいと思われるもの
これらは、今回のまちづくり委員会、自治会、その他の団体で取り組んだ方がよいと思われるものに区分した。
また、❶~❸についても項目を設けて分類した。
パソコンに入力に当たっては、分類仕分けにあらかじめ符号を付して処理した。
4. 神原町まちづくりについて、「どんなまちにしたいか」、「委員会で取り上げたらよいと思われるテーマについての意見」調査結果の整理・集約
意見内容を処理方針に従い処理した。入力作業にかなりの時間を要したが、自分で入力したのでパソコン技術を習得し、調査結果内容について十分把握することができた。
パソコンの威力を改めて知った。自衛隊現職時代の計画立案は鉛筆で勝負をしたが、自算会では自ら本部への報告書を書くことからワ-プロを使い、保険協会ではパソコンと次第に慣れていった。時代に応じて何とか順応したのがよかったようだ。
このたび、いままでのパソコンが故障し、やむなく最新式に買い替えた。目下使いこなせず、使われて苦戦中である。人生はままならないものだ。
整理集約
Ä4版5枚にまとめた。