浜ちゃん日記 この一年を振り返って

がんとの闘い

    平成25年の最終日となった。この一年は私にとって、「がんとの 闘い」といった予想だにしなかった展開となつた。

     左腎盂尿管全摘出、膀胱内の腫瘍除去の入院手術を受けたが、幸いにして、現在普通に生活できることに感謝している。

    大きな病気もなく過ごしていた時は感じなかったことを感じたり、普通に生活できることの有難さを噛みしめる日々であった。普通に食べ、普通に身体を動かし、普通に世話役をこなし、普通にカラオケ等を楽しんだ。

   何事もなく過ごしているがんとの闘いとはいえ、自分の人生・死生観・人生の終末といったことを深く考えることが多くなり、自分なりの達観めいたものを持つようになった。

 

 

家族の平穏無事

    何といっても、家族に大きな病気、事故などなかったのが一番だ。私だけががんで入院手術し家族に心配をかけ申し訳なかった。

    人生は上を見ればきりなし、とにかく平凡であっても一生懸命生きることが大事だ。子供や孫たちがぞれぞれが自分の人生を切り開いていく姿を見て心強く思っている。

 長い道のりには家族に病人が出たり思わぬ出来事があるものであるが、だれもが社会や他人のせいにせず、しっかりと受け止め黙々と立ち向かっている。人間の素晴らしさが心に響くこの頃でもある。 

 先日はお墓の清掃とお墓参りをして一年の御礼と感謝をしてきた。天上のすでに逝った親兄弟はきっと見守ってくれているに違いない。

 

同期生会の務め

    昭和46年6月12日東京市ヶ谷会館で初の全国同期生会を開き、50年9月正式に会則を設けて第1期操縦学生会が発足して以来、区隊ごとに順番で回ってきた会長役を 2年無事に務めて、6月黒田功君にバトンタッチした。

   この間、 就任時考えた同期生会報を2回も編集発行出来て、同期の諸兄に喜んでもらえたこと。同期生徳田忠誠・石井義人・高橋正・村田博生の4君が書いた「第1期操縦学生の軌跡」等の4著書を航空学生顕彰舘等においていただく事業を達成出来たこと。入隊60周年行事と今後の同期生会のあり方・方向について提起したことなどであった。 自分に与えられた仕事を精一杯やり遂げたことに満足している。

 歳を重ねるごとに、青年時代切磋琢磨した同期生が逝ってしまうのが寂しいものだ。

 

    花いっぱい活動

   今年は、静岡県・県西部・浜松市のそれぞれの花いっぱいコンクールにおいて、地域の部で「優秀賞」等を受賞した。活動に参加している皆様にとっては毎年のことながら大きな励みになることであった。

   花いっぱい活動は、わが神原町のまちづくりの一環であり、花畑・オ-プンガ-デンの基盤づくりができたがまちなかの花いっぱいにつなげていくには長年の息の長い活動を続けてやることによって出来上がるもの、まだまだその緒に就いたばかりである。

 今年は7年目であったが、花美原会の代表として活動の世話役が出来たことに感謝している。この活動は継続する事が最も大事なことで更に発展させたい。

 

シニアクラブの世話役

    シニアクラブは、神久呂地区連合の基礎がためが出来た。会則の制定、定期的連絡会会の開催、会長等役員の持ち回り制度などの確立であった。

   単一クラブの 「神原会」の運営も自分に出来ることは手を抜かないで努力してきたが、あれもこれも皆さんの協力と支援のおかげである。

    シニアクラブは自分たちだけが楽しむだけではなくて、地域のことに少しでも目を向け役立つ活動を目指し旗を振ってきた。途中入院したりで迷惑をかけたが、副会長等役員諸氏のおかげで切り抜けることができた。感謝と有難さを感じる年でもあった。

 

ブログの開設

    今年は5月から「y_hamadaのブログ」を始めた。がんとの闘いで、「生かされた命」を大切に過ごしたいという思いから始めたものである。

 毎日ブログを書くことは結構時間がかかることがよく分かった。その分ぼんやりすることもなく歳の割にはやや忙しすぎるかの感もあるが充実した毎日を送ることができた。

    自分の周りのこと、思い出を中心につれづれの記となっている。最初から政治的なこと主義主張的なことはできるだけ書かないことに努めているが、35年間自衛官として直接国の防衛に従事してきたので、自衛隊OBの立場から安全保障・軍事に関する事柄等には次年からは触れることとしている。

 

 趣味の世界

 カラオケ、写真など楽しいものである。

 平成8年神原会館開館を機に結成された町内の有志のカラオケクラブに参加して17年の歳月がたった。毎月少なくとも1曲は新曲を勉強してきたので、プロ級になってもよいころであるが、素人らしく楽しみながら歌っている。リ-ダ-の鈴木富久氏の17年間に及ぶお世話は本当に頭が下がる思いである。

 写真は始めて期間が短いが、高齢者が長くやれる趣味ではなかろうか。できれば地域の風景、特色、人の暮らしが撮れたらと思ってカメラを首に下げて散歩している。東部写楽会、浜松写真連絡協議会の皆さんの指導助言を受けながら一歩でも二歩でも前に進めたらとの思いでシャッタ-を切っている。

 

大晦日 

    数年前までは、大晦日は深夜12時前に近くの浜松市西区神ケ谷町の洞雲寺へ出かけて除夜の鐘をついたものであるが、この頃は無理をしないことにし、元日の朝ゆっくりしてから行動することにしている。

   元日早朝は、 恒例の神久呂地区青少年健全育成会主催の「歩け歩け運動 」に参加したいが、朝3時からの厳寒の中での行動は万が一迷惑をかけてはいけないので遠慮することにした。

    遠州灘の海岸で日の出を拝み新年を迎えると神々しく清々しい気分になれるが、はやる心を抑えて辛抱も大事と自重している。