1. 隊友会らしい忘年会
12月8日夜、静岡県隊友会浜松支部の忘年会が 浜松駅前のプレスタワー17階21世紀倶楽部で行われた。
総勢80余名の参加者、素晴らしい夜景が眺められ隊友会らしい忘年会となつた。
忘年会は有田高明支部長のあいさつ、来賓として浜松基地司令荒木正嗣空将補の最近の航空自衛隊の対処状況、衆議院議員塩谷立氏(特別会員)の国会状況の説明、同じく衆議院議員城内実氏(特別会員)の国内外に対する認識と外交・防衛の毅然たる対処、浜松防衛団体連合会会長中山正邦氏の経済状況を含めた祝辞があった。乾杯は簡潔明快な元空幕長石塚勲氏の発声で始まり懇親に移った。
途中、隊友の手品が披露され、じゃんけんによる賞品、浜松航空隊歌の合唱、新加入の元浜松基地司令内山好夫氏の中締めの乾杯で散会した。
2. 隊友会浜松支部の概要
隊友会は、公益法人の全国組織であり、陸海空の3自衛隊のOB会員とその活動に賛同する特別会員からなっている。
目的は、自衛隊と国民とのかけ橋として、相互の理解を深めることに貢献し、もってわが国の平和と発展に寄与するとともに、自衛隊退職者の親睦を図ることにある。
静岡県隊友会傘下の浜松支部は、11月末現在、実勢会員641名(正会員601名、特別会員40名)で、県下では東の「御殿場支部」、西の「浜松支部」が会員数・活動等で最も有力・中核支部として活動している。
❶ 支部活動の特色
浜松支部の特色は、自衛隊で培った体力・気力・進取性・活動力・実行力に優れ、地域活動でもリ-ダ-的な役割を果たしており、存在感のある団体だという事である。
いつもながら今回の忘年会も手際よく設営し、きびきびとした行動は隊友会ならでは見られない様子であった。
❷ 重鎮参加と議会等での活躍
支部は支部長有田高明氏のもとに有能な役員で構成されており、会員には元航空幕僚石塚勲氏、元浜松基地司令今村昭八氏・松岡弘行氏・内山好夫氏の三人、坂田勉・関正治氏等の元将官が加わり錚々たるメンバ-も参加している。
また、支部会員からは、過去、静岡県会議長伊藤武氏、元静岡県会議員吉川彰氏、元浜松市議会議員佐藤守之氏、浜松市自治会連合会長小杉幹巳氏が輩出活躍した。
❸ 女性副支部長等役員の活躍
役員も早くから女性の登用を図り副支部長に岡村十九子氏をはじめとして数名が理事として活躍している。
支部長を補佐する副支部長には、岡村女史の他、小椋靖氏・佐藤久氏・松山豊氏が陣容を固めている。
また、役員として活躍した諸兄には、参与等としてその功績と名誉をたたえ支部活動活力の基盤としているのは他では見られないものである。
❹ 着実な支部運営・活動
支部の運営に当たっては、元古参兵は一切口出しせず、現執行部が思いきり運営・活動しているのはよいことである。
毎月第一水曜日(一水会)に定例の役員会を浜松市農村環境改善センターで開き支部運営を進めている。
支部は「隊友はままつ」を毎月定期に発行しており、11月号は246号にならんとしている。実に20年間休刊なしで継続されている。発行部数900部は、会員のほか浜松基地等関係先に配布されている。
❺ 隊友会の真髄・野辺送り
浜松支部活動の中で、最も隊友家族から感謝されることは、隊友が亡くなった際、葬儀の最後のお別れ「出棺」の最後に、隊友が棺を囲み「浜松航空隊歌」を合唱して送ってあげることである。
すべてのご遺族から異口同音に、隊友の「浜松航空隊歌」に感動し、故人が「自衛隊に勤務してよかった」「自衛隊ってこんなに友情が厚いのか」「自衛隊をやめて何十年も立つのにこんなにしてもらって嬉しい」と御家族の皆様は感動と感涙をしてくださる。
まさにこれが隊友会の真髄ではなかろうか。仲間の最後を看取る友愛の組織でもあるからこそ充実発展がある。
《 有田高明支部長の力強い挨拶、今年も支部運営・主要事業は整斉と行なわれ、着実に特別会員の増加等会勢、財務の確立を図っているのは素晴らしい。》
《 石塚元航空幕僚長の乾杯、今年はわが国の防衛にとって記念すべき年となるなど、いつもながら歯切れの良い、わさびの効いた鋭く明快な発言は会場をピリッとさせ感銘を与えた。
また、城内実衆議院議員の時と場所を得た簡潔明瞭な挨拶は印象に残った。 》
《 わざわざ駆けつけてくれた藤枝支部秋山信義隊友のマジック 》
《 ジャンケン、何が当たったかなあ!》