花と緑にあふれた景観づくりで入賞
この度、神原町花の会(花美原会)は、平成25年度「花咲くしずおか」花・緑・暮らし景観コンク-ルの「花と緑にあふれた景観づくりの部」で「優秀賞」、また、静岡県西部地域オブ-ンガ-デンコンテストにおいて、、「花と緑にあふれた景観づくりの部」で「優良賞」をいただくことになりました。
神原町花の会(花美原会)の活動概要
1 所在地、実施個所数
所在地 浜松市西区神原町地内(浜松市神久呂協働センタ-東側)
実施個所数( 花畑3区画 花壇22個 )( 総面積 1,500㎡ )
2 花と緑あふれる景観づくりの考え方(構想、方針、進め方(活動計画)など
①住宅地に囲まれた区域に、住宅環境にマッチした花区域をも うけました。
このため沿道に多数の花壇(線)を設け、花畑(主面)に基幹花を配置し、四季折々の花を咲かせ、花と緑のある町づくりを進めています。
②各年度の活動計画に基づき活動しています。
3 グループの構成人数 (緑化の取組方法(地域社会はとの連携と役割分担、地域の方の参加状況など) 40人
①神原町まちづくり構想(平成19年3月神原町自治会制定)に基づき、住民有志が神原町を花と緑の笑顔あふれるまちづくりをしようと「神原町花の会(花美原会)」が発足しました。
②活動は、町民有志の協同活動を主体とし、毎月1~2回、年間12回程度、参加者平均18人程度、作業時間1回1~1.5時間で事業の推進を図っています。
4 作成・維持にかかる費用
①年間約10万円、自治会から活動助成金2万円
②浜松市沿道花いっぱい運動園芸資材支援制度及び県グリ-ンバンクの配布制度も利用しています。
5 アッピ―ルポイント
(1)緑化の取組の成果・効果(地域振興などにつながる波及効果、地域外との人的の交流など)
①住宅に囲まれた沿道の休耕地を活用した「花いっぱい区域」の設定により地域の景観形成に寄与しています。多くの方から「地域が花できれいになった」「いつも花が見られて心が休まる」などの感謝の言葉が寄せられています。
②花畑が新聞・テレビ報道等により知られるようになり町内外から多数の来訪者が訪れ、「コミュニティ花畑」「地域交流の拠点」としての役割を果たしています。また、神原町を知っていただくことができ「まちおこし」「花のある神原町」に一役買っています。
③花畑は、できる限り子供の目線で花を観ることができ、手に触れて楽しむことができるようにしています。また、一定期間、自由に花摘みなどができるよう一般に開放し、切り花などを持ち帰りができて家庭で楽しむことができるようにしています。(お知らせ板の設置、ハサミの設置)
④沿道から四季折々の花が楽しめ、誰でも自由に花畑の中に入れるよう管理された通路があって花をゆっくり観ることができるようにしております。
(2)花と緑デザイン・配色(地域の景観・風土・資産等の調和で工夫していること、デザイン・配色などで工夫していること)
①住宅地の花畑であることから、沿道近くに多数の花壇(線)を設け、花畑(主面)に基幹花を配置し、面と線を結合したダイナミックな構成とし、周囲の環境とマッチした景観づくりに努めました。
②花畑の今期の基幹花は、ポピ-とし花壇の花色と調和するように努めました。
③花壇は竹材による外枠を設置し、環境循環型に努めています。
④住宅地の休耕地を有効利用することによって、土色の全面を花と緑に変えるだけではなく、通路・あぜ道等も景観形成であるとの考え方を徹底し、草取り等の管理を適切にし、見た目にも整然とした手入れの行き届いた花畑を目指し周囲から高く評価されています。
(3)育成・管理(花木や草の生育状況)
花畑は吹きさらしの場所で寒冷と降雨が少ないため成長せず育成に苦労しましたが、4月に入ってから温暖となり、ポピ-は挽回しました。花壇の方は概ね順調に生育しました。
写真でつづる住宅地における花と緑の景観づくり(1)
(撮影日) 平成25年5月6日
(説 明) 住宅に囲まれたポピ-花畑の全景
一番人気のポピ-が花畑(1,500㎡)全面に開花し、鮮やかな真っ赤な花が住宅地区を彩った。
花壇の花種・色合いが調和し、一番人気の花畑となり、多数の人が訪れ好評であった。
(撮影日) 平成25年5月5日
(説 明) 夕日に染まる花畑
花と緑が映える静かな住宅地の環境とマッチして素晴らしい景観となった 夕方の花畑はひっそりとして壮観です。
(撮影日) 平成25年5月12日
(説 明)交流の場として親しまれた ポピ-畑
市民交流の場として開放、自由に花摘みができるようにしています。蕾のあるものを持ち帰り、一輪ざしにして開花を多くの人が楽しんでくださいました。
新聞テレビでも、地域の話題として報道され多数の方が訪る一方地域住民の交流の場・拠点としての役立っています。
(撮影日) 平成25年5月13日
(説 明)子供たちも花畑を眺めながらの登校風景
住宅地にある花畑、地域の人々と一体となった花畑として親しまれてきました。
児童生徒の花に囲まれた登下校も特別な風景ではなく、花畑自体が地域の一部となってきました。