浜ちゃん日記  夏の風物詩・セミの大合唱

 今朝はセミの鳴き声が猛烈だ。でもこれを騒音だと思ったり、嫌な音色だとは誰も思わない。

 自然界で営まれるいろいろな動物・植物の鳴き声などすべてを太古の昔から人間は受け入れてきた。セミの鳴き声もひとときの夏の風物詩である。

 

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《 イチジクの葉の裏側に羽化したセミの抜け殻がいっぱい付いていた。セミの種類は正確には分らないが、アブラゼミであろうか。「ジ-ジリジリ」鳴いている。鳴いているのはオスだけで、メスを呼ぶためだ。口から声を出しているわけではなく、本当は、お腹で音を出しているとのこと。

 はるか70年前、友達と一緒にセミ取りをした思い出がよみがえった。網でとらえるのではなく、そっとそっと近づいて手で捕まえるのだ。いいところまで近づいたらセミに逃げられ失敗の連続だ。根気よく何回も続けていると要領を体得し、ついにセミを捕えた。嬉しかった。すぐに逃がしてやっていたが、セミも開放されて元気に飛んで行った。

 先日、近所の子供がセミを追っかけていた。いつの時代も同じ風景が見られる。セミの取り方など教えるものではない。自分で失敗しながら覚えるものだ。きっと良い夏の思い出となるであろう。》