情報・連絡紙あれこれ(3) 町の情報紙「自治会二ュ-ス」!

 自治会情報・連絡紙をどのように取り入れたらよいか! 

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 《H15.6.3中日新聞朝刊「発言」欄に掲載された元初生町南自治会長本間一則様の投稿文》

 

  どこの自治会でも、いろいろな形で情報・連絡紙を発行していることが多い。

 平成17年4月神原町自治会長に就任して、5月「神原町自治会二ュ-ス」No1を創刊発行した。

 その前に、自治会副会長を平成15年4月から2年間やらせていただいた。

 副会長に就いてから、「隊友はままつ」の創刊を経験していたので、次は将来、自治会の情報紙として取り入れる場合どうしたらよいかと考えていたところ、期せずして、平成15年6月3日の中日新聞《発言》欄に掲載された浜松市初生町本間一則様の《誇りに思う「自治会二ュ-ス」》の投稿記事に出会い、記事内容を読んで「これだ」と思った。

 

元初生町南自治会長本間一則様から「初生町南自治会二ュ-ス」と情報紙を発行するにいたった経緯、編集発行状況について懇切なご教示をいただいた!

 

 早速、本間様にお便りをしたところ、最新の「初生町南自治会二ュ-ス」を送って下さった。

 ここでは、二ュ-ス本紙は省略するが、実に内容のある立派な「自治会二ュ-ス」で、編集・印刷等非常に参考となる事項をご教示してくださいました。

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 《本間様からの回答は、情報紙発行に至る経緯も記され、編集発行の状況等多くの教示をいただいた。何といっても内容が充実して、かつ長期にわたって継続して情報紙を発行していることに感動した。》

 

  自治会における活動状況に関する広報・情報の共有の在り方と自治会二ュ-スの構想!

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  《早速、本間様に返信した。情報紙を創ることによって何を目指そうとしているのか、近い将来の夢を抱いてご厚情に感謝した。》 

 

 私の方からは、感謝と将来の夢を述べて返信をしました。

 その後、副会長の立場から、わが自治会の現状と問題点等を勉強しながら、地域の自治会活動において情報・連絡紙的なものを設けるとすれば、どのようなものがよいのか、発行回数・内容・編集・印刷・配布・持続性等々について研究検討し、自分なりの「自治会二ュ-ス編集発行要領」の構想を練り固めて温めてきた。

 このように、「神原町自治会二ュ-ス」を創刊するにいたった背景には、本間和則様の投稿記事と快く提供して下さった「初生町身自治会二ュ-ス」とコメントが、一番の動機づけとなった。

 

神原町自治会二ュ-ス発行要領を決めた!

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《しばらく温めてきた構想をもとに、自治会長就任とともに神原町自治会二ュ-ス発行要領を決めた。》

 

 他の自治会における毎月の定例的な情報・連絡紙に関する資料を収集整理し、わが自治会の身の丈に合った発行要領を決めた。

 

神原町自治会二ュ-ス創刊第1号! 

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  《わが神原町が昭和30年に誕生して以来、初めての情報連絡紙が誕生した。原稿はカラ-であったが印刷は白黒とした。A4版1枚の表裏の2面を使った。写真を多く入れた。》

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 《情報量はかなりのもので、多くの町民から町のこと、自治会の活動や取り組んでいる事業の概要・進捗状況がよくわかるとの声を多くいただいた。》

 

平成20年3月 第66号をもって、次の新自治会長にバトンタッチした!

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 《多くの町民から町の状況、自治会の活動状況等がわかるようになったとおおむね好意的な意見が寄せられた。H17.5~20.3の3年間毎号を定期的に発行することができた。》

 

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 《多くの町民から自治会二ュ-スは楽しみにしているよ、毎号綴っているよと励ましと感謝の言葉をいただいた。》

 

 平成20年3月末の自治会長退任までの3年間、No66号まで発行した。

 その後、自治会長の交代はあるが、、「神原町自治会二ュ-ス」は継続して発行され今日に至っている。

 

  

 自治会情報紙についての総括所見

1 自治会情報紙の発行目的は、自治会諸活動の円滑化を図るとともに明るく住みよい安全・安心のまちづくりに資することにある点などはどこでも大差ないようだ。

 町民・自治会員から喜ばれ、読まれ、役立つ情報紙であればよい。名称等にこだわる必要はないではなかろうか。

 

2 編集方針・編集内容・編集要領および発行要領は、地域・自治会の特性によって差が生じる。あまり他と比較しないで、しっかりと地域の特性を踏まえて最初に大筋は決めておいた方がよいようだ。

 その時その時の自治会役員が意思統一して、同じ方向に進めばよいではなかろうか。

 

3 発行要領・編集内容および範囲は、発行目的からそれない限り、編集責任者の自治会長の考え方等により大きく左右されることはやむを得ないのではなかろうか。

 特に、パソコンができるかどうかによって大きく左右されることになる。

 

4 発行回数と編集面から、当初、編集委員会を設けて実施する方向で進めたが、毎月1~2回発行するとなると、町内・自治会に関する情報はすべて自治会長のところに集まること、内容の精査、編集のための集合時間の確保、発行のタイミング等から編集を自治会長一人にに絞った方がやりやすかった。

 

5 専門の印刷に任せるかどうかは、発行回数、発行部数、回覧か全戸配布か等経費とかかわっている。

 原稿をパソコンで編集し、協働センタ-で印刷、全戸配布としたが、経費もあまりかからなかった。自治会で印刷ができれば効率的である。自治会のおかれている状況により選択したらよいのではなかろうか。

 

6 自治会情報紙は、自治会の活動の記録資料であり、町の歴史でもある。一過性のものではなく、継続した長期保存が必要ではなかろうか。

 特に、自治会が実施した事業実績のまとめに役立つもので、自治会情報紙を活用すると効率的だ。

 

7 自治会情報紙を立ち上げら、パソコンは使えないし、そんな難しいことをやるのでは自治会長等をやる人がいなくなるとの消極的な意見もある。

 要は情報紙の必要性を認めるかで意見が分かれる。

 これからの時代は、パソコンの時代でもある。やりようによっていくらでもやり方はあるのではなかろうか。