情報・連絡紙いろいろ(2) かわら版が成長した「隊友はままつ」!

 かわら版的な隊友会浜松支部情報連絡紙「隊友はままつ」の誕生!

 今から20年前の平成5年6月1日隊友会浜松支部の機関紙として、「隊友はままつ」第1号が創刊された。

 平成4年5月浜松支部長に就任するに当たっては、ぜひとも隊友会活動の状況や隊友相互の絆を深めるため、年度の支部活動計画に「隊友はままつ」の発行を織り込みたいとの夢を温めていたので、約一年間の準備期間を置いて体制を整えてからスタ-トした。

 その後、支部長退任まで、平成9年7月第50号(通算101ペ-ジ)を発行した。

 

受け継がれた「隊友はままつ」・第241号!

 支部長をバトンタッチした若杉幸助氏、次いで現任の有田高明氏に引き継がれて、毎月1回、休刊することなく、現在第241号(通算485ペ-ジ)、発行部数900部となっている。手書きの時代からパソコンによる編集へと変わったが、立ち上げ当時の構想が今日に至るも脈々と受け継がれて嬉しい。

 

 

隊友会関東甲信越静担当理事今村昭八氏の「かわら版」の総評(H14.10.15)!

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《今村昭八氏の隊友会機関紙「隊友」の「かけはし」》

今村昭八氏は、航空自衛官出身で地元の浜松基地司令も歴任された静岡県の名士のお一人である。

 静岡県隊友会長として活躍され、「浜松防衛団連合会」生みの親のお一人でもある。

 平成14年10月14日号の隊友会機関紙「隊友」に「隊友はままつ」について寄稿されたものです。

 記事の中に、当時のことがすべて網羅されており、ありがたい貴重な記事である。

 隊友会における浜松支部の活動は、全国でも名実とも有名で自衛隊と市民との架け橋となっている。

 

 

「隊友はままつ」第1号 手書きであったが内容はいっぱい詰まったかわら版!

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《初の自衛隊海外派遣に対するOBの熱い思いと自衛隊を愛する心の発露》

 恥ずかしいくらいの手書きであるが、初めての自衛隊の海外派遣に対して行ったpko等の自衛隊諸活動支援募金に222名、約50万円の募金があったこと。静岡県下の募金額100万円の半分を占めたこと。

 今でこそ、自衛隊の国際貢献は当然のごとくに受け止めているが、当時、自衛隊が初めて海外に派遣され、熾烈な条件下で活動する現役に対して、OBとして何かしてやりたいとという内なる熱い思いと自衛隊は人生の母体という自衛隊を愛する心の発露ではないかと記している。

 

 

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《今では実現困難となった市民と一緒の地引網》

 2面では、浜松市米津海岸で地引網をする計画を報じたもので、確か150名位参加したように記憶している。

 今では珍しい地引網を地元の有志の方の力を借りながら、子供たちを招いての地引網や網にかかった魚をてんぷらにして皆で食べたことやスイカ割りなどの遊びが思い出される。

 市民と一緒のリクリェションが計画されたが、今から考えるとよくできたものだ。

 

 

 「隊友はままつ」第50号 皆の汗の結晶! 組織に血を通わす情報紙!

  

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 《 目を見張るまじめな作業と整然とした行動力のボランティア活動》

 浜松支部は、早い時期から各種の地域におけるボランティア活動をはじめていた。その中でも平成8年から参加した佐鳴湖クリ-ン作戦はピカ一であった。

 今でこそ多数の参加があリ、普段から全体がきれいになっているが、初期のころは大変だった。

 隊友の組織的な整然とした行動力と機械力の活用は眼を見張るものがあり、注目を集めた。特に、まじめさと作業の手際良さ、真剣な態度が目立ったと記している。

 支部長をはじめとする役員が中核となって、自衛隊式でてきぱきと作業するのだから市広報のビデオカメラマンがカメラを向けるも無理はなかった。

 ボランティア活動等支部の隊会友活動の舞台裏を取り仕切ったのは、副支部長の鈴木美三氏、そのち密な事前調整力・計画力と行動力たるやダントツであった。

 

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 《うちのお父さんは素晴らしい人だった》 

「隊友はままつ」の2面は、「ここに幸あり」を設け、各隊友が登場し好評であった。地域社会において、「一人一役」を目指し、OBが県議、市議、自治会長、民生委員、総代等いろいろな役をこなし地域社会での評価を高めた。また、隊友の逝去に当たって、告別式に多数の隊友が参列し、全員で「浜松航空隊歌」を歌って野辺送りをしている。初盆には役員が弔門し供養している。

 遺族の皆さんは、《うちのお父さんは素晴らしい仕事をしたのだ》と、逝ってしまってもなお隊友の絆の強さと故人の自衛隊における功労を改めて知ることが多いという。

 

 

「隊友はままつ」第241号 隊友を結び付ける情報連絡紙!

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 《隊友一人ひとりが登場する情報紙は親しまれ、読まれる》

 パソコンで編集している今日の「隊友はままつ」は実に見事な情報紙となった。20年の歳月を経てもばっちりと毎月欠号することなく発行されている。

 「隊友はままつ」の良いところは、適宜、支部長も交代し、総編集長兼責任者が替わることである。人が替われば編集の仕方、内容も変わってくる。それでマンネリもなくなる。

 いつの時代も、組織の諸活動だけではなく、隊友個人個人が一人でも多く登場する情報連絡紙であってほしい。

 「隊友」一人ひとりが登場する情報紙は、支部が続く限り隊友から親しまれ、読まれるであろう。